小野ゴルフ倶楽部(小野GC)

小野GC

「小野ゴルフ倶楽部」は、兵庫県小野市来住町(きしちょう)、地区に1961年(昭和36年)開場。
国内屈指の超名門コースと言われる、「廣野ゴルフ倶楽部」の姉妹コースで「小野GC」は、良いスコアで楽しく廻れるコースにしよう・・・・という狙いで造られたそうです。

播磨中部丘陵県立自然公園

兵庫県の播磨地方中部の姫路市、加古川市、小野市、加西市に広がる。
鴨池を中心に、標高200~300メートル級の中道子山、善防山、法華山などの丘陵地帯を公園域として、1961年3月30日に指定された。
総面積は5,895ヘクタールで、うち特別地域が657ヘクタールとなっている。

播磨中部丘陵県立自然公園の中心地にある「鴨池」。
その名のとおり、秋から冬にかけてシベリア方面から数千羽の鴨が飛来してきます。
鴨池(男池)を中心に野鳥観察小屋、キャンプ場、グラウンド、小野ゴルフクラブなどがあり、アクティビティが充実しています。
一年を通して遊べる、緑いっぱいの公園です。

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「小野ゴルフ倶楽部」概要

「小野ゴルフ倶楽部」は、自然の静けさ、山林地帯にある鴨池などを巧みに活かした形でコースに組み込まれており、ラウンド中は大自然を優雅に散歩している気分にさせてくれる雄大さも兼ね備えています。

第34回 日本オープンゴルフ(1969年・優勝者、杉本 英世プロ)、日本アマチュアゴルフ選手権、全米オープンの最終予選開場など、様々な大会も開催されている名門コースです。

「小野ゴルフ倶楽部」のクラブハウスは、まるで「町家」(民家の一種で町人の住む店舗併設の都市型住宅)風である。
露路の階段を2、3段上ると入口であるという雰囲気。

クラブハウスに贅沢は要らぬ、という乾初代理事長の意見で生れた質素な佇いの建物である。
緑豊かな外観のクラブハウス、広々としたレストランやコンペスペース、ショップ、ロッカールームも完備しています。

クラブハウスからアウト・インのスタートまでの距離が全く同じ、乾理事長と設計者上田治氏が、実際に歩いて測ったといわれている。
本家筋の「廣野ゴルフ倶楽部」側の希望は、「廣野GC」は名コースだが、平均的メンバーには難しすぎる。
「小野GC」は、良いスコアで楽しく廻れるコースにしよう・・・・という狙いだったらしい。

設計の上田治氏も、ブルドーザを入れて平坦なコースを造る計画で始めたが、乾理事長が原地形にゾッコン惚れ、自然を生かそうと主張したようです、その関係かどうか不明ですが・・・しだいに難ホールが増えて、「ひとつ狂えばすぐ50」のコースになってしまった、と小野ゴルフ倶楽部『二十年史の歩み』(座談会)にメンバーの泣き言が出ていて、乾理事長が謝ったそうです。
(記事は田野辺薫の名コースめぐり – 桜ゴルフより参照)

ゴルフ場のある所は自然保護区近くの播磨中部丘陵県立自然公園内にあり、秋から冬にかけてシベリア方面から数千羽の鴨が飛来する鴨池の周辺にゴルフ場を誘致する話が持ち上がり、兵庫県小野市は県庁を通じて「廣野ゴルフ倶楽部」の初代理事長の乾豊彦氏(いぬい とよひこ、1907年(明治40年)1月28日 – 1993年(平成5年)9月20日、実業家で元乾汽船会長)に相談を持ちかけたそうです。

乾豊彦氏は、最初は断ったそうですが県の熱心な説得により、引き受けることになり、設計を上田治氏に依頼。
上田治氏は「廣野ゴルフ倶楽部」の造成中に設計を担当したC・H・アリソン氏『チャールズ・ヒュー・アリソン・(アリソンバンカー考案者)』、造成を担当した伊藤長蔵氏に従事して、開場後はグリーンキーパー、支配人として働いた廣野を知り尽くした人物です。

開場後は乾氏が理事長を「廣野ゴルフ倶楽部」と兼任され、このように「小野ゴルフ倶楽部は名実ともに「廣野ゴルフ倶楽部」の姉妹コースとして誕生しました。

兵庫県小野市来住町1225
TEL:0794-63-1212
FAX:0794-63-1213
運営会社:小野観光開発株式会社
公式サイト:http://onogc.jp/

カード  JCB  VISA  MASTER  ダイナース

開場日 1961年(昭和36)年11月3日
設計者 上田治氏・監修 乾豊彦氏  上田 治氏(うえだ おさむ、大阪府茨木市に、1907年(明治40年)生まれ、ゴルフ場設計者。
1930年(昭和5年)、「廣野ゴルフ倶楽部」(兵庫県)のコース設計で来日したチャールズ・ヒュー・アリソン氏は、コース設計図を作成した上で帰国した。
上田氏は、廣野ゴルフ倶楽部の造成工事に加わった、ゴルフは知らなかったが大学で林業や造園学を学んだことを買われ、造成現場で助手として手伝った。
上田氏は、廣野ゴルフ倶楽部が開場した後も、嘱託として残りグリーンキーパーとして働いた。

面積:79万m2  丘陵コース ベント(ペンクロス)1グリーン レギュラー 6,580ヤード
コース:OUTコース パー 36 3、470 ヤード INコース パー 36 3,465 ヤード TOTAL  パー 72 6,935 ヤード
コースレート:75.2
プレースタイル:基本キャディ付き リモコン付き乗用カート(5人乗り)

宅配会社:取り扱いなし

関西ベストコースランキング ベスト10
1位 廣野ゴルフ倶楽部  兵庫県 C・H・アリソン氏
2位 鳴尾ゴルフ倶楽部  兵庫県 H・C・クレーン 氏
3位 小野ゴルフ倶楽部  兵庫県上田治氏
4位 茨木カンツリー倶楽部 大阪府 (東)Dフード氏 (西)井上誠一氏
5位 ゴールデンバレーゴルフ倶楽部  兵庫県 R・T・ジョーンズJr.氏
6位 東広野ゴルフ倶楽部  兵庫県 小林佑吉氏 (修)乾豊彦氏
7位 琵琶湖カントリー倶楽部  滋賀県 富澤誠造氏
8位 ABCゴルフ倶楽部 兵庫県 鈴木正一氏,佐藤健氏
9位 六甲国際ゴルフ倶楽部  兵庫県 (東)加藤福一氏 (西)Jニクラウス氏
10位 ザ・サイプレスゴルフクラブ 兵庫県 大西久光氏

練習場

打球場 200ヤード 20打席 バンカー・アプローチ・パター練習場完備
アプローチ、バンカーの練習不足の方、早めに行かれてお遊び下さい。

車の場合

三木小野ICで降り、小野方面へ国道175号線を直進する。
市場東の信号を左折し、次の信号(モービルGS前)を直進して約600m前方の信号(万才橋南)を右折する。
約1㎞直進し2つ目の交差点を左折、大住橋を渡って約3㎞でコース。
途中各所に道標がある。

「小野ゴルフ倶楽部」コース概要

兵庫県屈指のトーナメントコース!

「小野ゴルフ倶楽部」は、関西オープンのみならず、日本オープン、JGA、KGUなどの公式競技も多く行われ、全国的にも名コースと知られています。

「小野ゴルフ倶楽部」のコースは、「できるだけブルドーザーの手を入れずに自然を生かした地形にしたい」という乾理事長の意思・要望に基づいて建築された自然の地形を見事に活かした丘陵・林間コース。
池と樹木及びバンカーが特徴で庭園風の昔ながらのどっしり感の雰囲気があリます。

平成6年秋には、グリーンの大改造にも取り組み、1年の工期を経てベントグラスとかわりました。
同時にコース全体の見直しを行い、鴨池を巡るOUT、山間に入って再び水辺に帰るINの戦略性と景観の美しさを、一段と高度なものに進化させました。
その結果、今の形になりましたが、以前、以上に知的なゴルフが楽しめる厳しいレイアウトと存分に自然を感じることができる素晴らしいコースにかわりました。

各ホールは豊かな樹木や池で完全にセパレートされているだけでなく、距離も長く砲台グリーンを深いバンカーがガードしているので、戦略性は非常に高く、各ショットも正確に打たなければスコアーはまとまらない。

優しさと厳しさを兼ね備えた設計で18ホール、全てが違う顔を持つと言われています。
4つあるパー5の全てに味があり、完成度も非常に高いコースです。

静けさの中にただよう風格、心地よい緊張感とともに自然に癒される1日を過ごすことができるでしょう。
ビジターは、会員の同伴、もしくは紹介が必要となっています。
各ホールに名前がつけられています。
1番 朝霞 2番 パノラマ 10番 天と地 11番 松竹梅 などとホール毎に名前がつけられています。
面白いですよね。

OUTコース パー 36 ヤード数 Back: 3455Y Regular: 3310Y

フェアウェイの幅が広く起伏もあるインは松林の林間コースという構成です。
インは松林に囲まれて、各ホールがセパレートされたオーソドックスなコースになっています。
13番はミドルとしてはコース最長のホールでハンディ1。
また、16番は打ち下ろしのロング、17番は池越えのショートと変化する配置は絶妙。
池と林の異なったコース設定です。

INコース パー36 ヤード数 Back: 3445Y Regular: 3250Y

鴨池をとりまくようにレイアウトされており、池をうまく利用している。
池と丘で構成されゆるやかなアンジュレーションを基調にしているアウトはダイナミックなレイクヒルコースです。

アウトコースの上がり3ホールは、鴨池を巡る名物ホールが続きます!

6番はグリーン手前75ヤードあたりにクリークが走り、名物の8番ホール(190ヤード/パー3)は、グリーン手前まで広がる池超えのショートホールで、グリーン右側には池が迫り、左側にはガードバンカー待ち受けています。
正確なショットが求められるホールのため、プロでもトラブルが発生するホールとなっています。

7~9番は池越えが連続します。
特に第3打が池越えとなる9番は難ホールとして知られている。

「小野ゴルフ倶楽部」感想

家内の伯父さんが「小野ゴルフ倶楽部」のメンバーで、家内のいとこもゴルフするとのことで一緒に3人でプレーするかと言われ、何時でも連絡もらったら小野で遊ぶか・・・と言われ、楽しみにしていたのですが、家内のいとこの方より全く連絡なく、メンバーだった家内の伯父さんと小野でプレーすることなく、急死され、小野でのプレーを諦めていましたが、偶然、奈良の飛鳥カントリーで知り合った方に、小野はプレー済みですかと聞いたところ、エントリーしているので参加する・・・と言われ! 即、参加します、ということで、プレーができました。
やっと念願が、叶いました。

嬉しかったですよね。

歴史あるコースですので、その佇まいは”百聞は一見にしかず”の一言です。

コースは飛距離よりFWにいかにうまくキープするかが重要で、その分、正確さが求められます。
時折見せるダイナミックさや、結果オーライを許さないレイアウトがプレーヤーの闘争心を掻き立ててくれます。

メンテナンスについては言うまでもなく最高です。
名門ゴルフ場の中には気位だけというコースもありますが、「小野ゴルフ倶楽部」は戦略性の高い超難関コースでした。

特にグリーンは、硬さ、速さ、アンジュレーションに富んでいて50センチのパットでも大変緊張しました。

フェアウェイを外すと木々が邪魔になり、林に阻まれ、また巧みに配置されたバンカーなど、苦戦を強いられ、思うようなスコアにならず四苦八苦。
とにかく無理をせず、ティーショットでは、フェアウェイキープが必要であり、フェアウェイは短く、ラフは長く、バンカーがしっかり効いていて「これが本物のゴルフコースだ」と言わんばかりのデザインとコンディションでした。

超砲台、大きなコブ、深いバンカー、深いラフ、どれも私の腕では太刀打ちできず、記憶にない大たたきをしてしまいました。
素晴らしいゴルフ場でした。

皆様もチャンスが有れば是非、挑戦してみて下さいませ。

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