久美浜カンツリークラブ
久美浜カンツリークラブは、京都府京丹後市にある、景色がとても美しいゴルフ場です。
1973年のオープン以来、日本海を一望できるオーシャンビューと、国立公園内の豊かな緑に囲まれたロケーションが人気です。
京阪神地域では珍しい、本格的なシーサイドコースが特徴です。
山陰海岸国立公園
山陰海岸国立公園は、京都府、兵庫県、鳥取県にまたがる、日本海に面した約75kmの海岸線を中心とする国立公園です。
この公園は、その中核となるエリアが世界ジオパーク「山陰海岸ジオパーク」に認定されており、美しい海岸景観と多様な地形が特徴です。
公園の概要
範囲：京都府京丹後市の網野海岸から鳥取県の鳥取砂丘まで広がっています。
特徴：山地が直接海に接するリアス海岸（沈水海岸）で、海食崖、海食洞、岩礁などが発達した変化に富む海岸景観が見られます。
また、鳥取砂丘のような開放的な砂丘の景観も大きな特徴です。
この多様な地形から「海岸地形の博物館」とも呼ばれています。
認定：1955年に国定公園に指定され、1963年に国立公園になりました。
山陰海岸国立公園は、以下の市町村に関連しています。
京都府：京丹後市
兵庫県：豊岡市、香美町、新温泉町
鳥取県：鳥取市、岩美町
見どころ
海岸地形：海食洞、岩礁、砂丘など、長い年月をかけて形成された地形が多く、地球の歴史を感じることができます。
鳥取砂丘：日本最大級の砂丘で、サンドボードなどのレジャーも楽しめます。
竹野海岸：透明度の高い海水浴場として知られ、日本の渚100選や快水浴場百選にも選ばれています。
猫崎半島：遠くから見ると猫がうずくまっているように見えることから名付けられ、「お昼寝キューピー」とも呼ばれています。
玄武洞：約260万年前の地球磁場逆転の発見につながった場所です。
公園内には、多種多様な見どころがあります。
山陰海岸ジオパーク
山陰海岸国立公園を中心とするエリアは、2010年にユネスコ世界ジオパークに認定されました。
ここでは、約2,500万年前の日本海形成の過程を知ることができる貴重な地質や地形が数多く見られます。
エコツアー：海水浴やシュノーケリング、ハイキングなど、多様なレジャーが楽しめます。
「久美浜カンツリークラブ」の概要
久美浜カンツリークラブは、京都府京丹後市にある1973年オープンのゴルフ場です。
山陰海岸国立公園内に位置し、雄大な日本海を一望できるオーシャンビューと緑豊かな景観が特徴の、本格的なシーサイドコースとして知られています。
コースの特徴は全18ホール、パー72、総ヤード数6551Yds（レギュラー）で構成されており、設計は佐藤健氏が手掛けました。
海風の影響を受けやすく、気候によって攻略の仕方が変わる挑戦しがいのあるコースです。
所在地：京都府京丹後市久美浜町湊宮
連絡先TEL：0772-82-0460 FAX：0772-82-1693
運営会社：株式会社久美浜シーサイド
公式サイト：https://www.kumihamacc.co.jp/
カード：AMEX、DC、JCB、NICOS、UC、VISA、ダイナース、日本海信販
開場日：1973年5月6日
設計者：佐藤健氏 佐藤健氏は、城陽＆田辺の設計者である佐藤儀一氏の長男です。
久美浜カンツリークラブは、佐藤健氏が最初に設計したコースであり、関西を代表するシーサイドコースとして知られています。
他には、関西CC、関西クラシックGC、センチュリーシガGCなどの設計・改造設計を手がけています。
面積：115万平方メートル シーサイドコース
ホール：18ホール(OUT・IN) パー72 コース距離：6,551ヤード コースレート69.6
カート：乗用カート(５人乗り)自走式
ラウンドスタイル:キャディ・セルフ選択可 キャディ付きかセルフの選択制。
乗用カート使用。１組４人が原則だが、状況によりツーサムも可。
シューズ指定：ソフトスパイク：可 メタルスパイク：不可 スパイクレス：可
宅配会社：佐川急便、ヤマト運輸、その他：ＪＰエクスプレス
練習場
２００ヤード １２打席 アプローチ練習場あり バンカー練習場あり ドライバー使用可
車の場合
| 最寄りIC | 舞鶴若狭自動車道/福知山IC 70 km (70分) 京都縦貫自動車道/宮津ＩＣ 70 km (60分) 北近畿/和田山 70 km (60分) |
|---|---|
| 道順 | 福知山ＩＣから国道９号線で福知山市内を抜け牧交差点を左折、約２㎞で右折。国道426号線を直進し出合交差点を右折、国道482号線を約10㎞走行後中山商店街方面に左折。200m先久美浜方面の標識をさらに左折し国道312号線に出て左折、久美浜へ。久美浜駅から約３㎞でコース。 |
「久美浜カンツリークラブ」コース概要
久美浜カンツリークラブは、山陰海岸国立公園内にある本格的なシーサイドコースで、雄大な日本海と豊かな緑が特徴的なゴルフ場です。
久美浜カンツリークラブの戦略性は、そのロケーションとコース設計によって多様な攻め方が求められる点にあります。
OUTコースとINコースで異なる特性を持つため、それぞれの攻略法を理解することが重要です。
特に風が強い日のゴルフは難しいので、風の影響を理解する。
風が強いと、ボールの飛び方だけでなく、体のバランスにも影響が出ます。
体のバランス: 風に煽られてアドレスが崩れることもあります。
グリーン：1グリーンで、ベント芝が使用されています。
高低差と面積：適度なアップダウンがあり、コース面積は115万平方メートルです。
飛距離の変化: 向かい風では飛ばなくなり、追い風では飛びすぎることがあります。
方向性の乱れ: 横風ではボールが意図しない方向に流されます。
そして、風が強い日は、攻めすぎず、安全なルートを選ぶのが賢明です。
- 無理をしない: ピンを狙いすぎず、グリーンセンターを狙うなど安全に。
- 風を味方につける: 追い風や横風をうまく利用することも考えましょう。
- 忍耐力を持つ: 悪いショットが出ても、風のせいにせず、ポジティブに。
風の強い日のゴルフは、まさに「風との戦い」です。
これらのポイントを意識して、ぜひベストスコアを目指してくださいね！
総合的な戦略ポイント
バラエティ豊かなクラブ選択：シーサイドと山岳、両方の特性を持つコースなので、ウッド、アイアン、ウェッジ、パターと、すべてのクラブを状況に応じて使いこなすスキルが求められます。
状況判断の重要性：天候、風、ライの状況を常に把握し、その場の状況に合わせた最適なショットを選択する判断力がスコアを大きく左右します。
OUTコース PAR 36ヤード数 Back: 3206Y Regular: 3017Y Ladies: 2544Y
久美湾に沿ってホールが続くシーサイドコースです。
特に2番ホールから6番ホールにかけては海沿いをプレーし、3番ホールには「海越え」に挑戦できる名物ホールがあります。
OUTコースは全体的にフェアウェイが広めに設定されているため、ティショットでは思い切ったスイングが可能です。
ただし、海に面していることや適度なアップダウンがあるため、油断は禁物です。
OBについて：右サイドはOBになりにくいホールが多いですが、左サイドは木を越えるとOBになる可能性があります。
風の影響：シーサイドコースのため、日本海からの風の影響を考慮したクラブ選択やショットが重要になります。
No.2 PAR 5Back 512Y
海越えの名物ミドルホールです。
ティショットは風と打つ方向によってセカンドショットの位置が大きく変わりますので、クラブ選択は慎重に。
フェアウェイを活かして、思い切りティーショットを打つのがおすすめです。
海越えのプレッシャーに惑わされず、景観を楽しみながら豪快なショットを心がけましょう。
INコース PAR 36ヤード数 Back: 3345Y Regular: 3120Y Ladies: 2556Y
久美浜カンツリークラブ、INコースは、全体的に適度なアップダウンがあり、シーサイドコース特有の美しい景色が楽しめます。
久美浜カンツリークラブのINコースは、山と林に囲まれた雄大なコースです。
アウトコースとは対照的に、攻め方を変えることで好スコアが期待できます。
また、アウトコースとは対照的に、山と林に囲まれた剛健なコースです。
フェアウェイは広く雄大なスケールですが、アウトコースとは異なる攻略が求められます。
ティショット：フェアウェイ右サイドのバンカー狙いが良いですが、斜面の上に行き過ぎるとOBになるので注意してください。
左側にはOBがありません。
ロングヒッター向け：2オンも可能ですが、グリーン奥と左はすぐにOBになるため、正確なショットが求められます。
センド地点：右サイドは狭く、公林を越えるとOBになる可能性があります。
左斜面の中腹から山裾を狙うと良いでしょう。
左斜面を越えると比較的広くなっています。
グリーン：斜めに広がっているため、ピンの位置（左サイドか右サイドか）によってクラブ選択を慎重に行う必要があります。
No.13 PAR 5Back 542Y
左ドッグレッグのロングホールです。
ティショットはフェアウェイの1本木を狙うと良いでしょう。
ただし、ロングヒッターの方の場合は右サイドへ突き抜ける可能性がありますので、左サイドを狙いましょう。
右は林、左は斜面の上へいくとOBです。
セカンドショット以降はフェアウェイの左サイドを狙っていきましょう。
全体として右サイドが低くなっていますし、バンカーがあります。
グリーン手前には2つの池があり、左奥にはポットバンカーもありますので要注意です。
「久美浜カンツリークラブ」感想
久美浜カンツリークラブは、山陰海岸国立公園内に位置し、久美浜湾沿いに広がるシーサイドコースで、日本海を望む美しい景観が特徴ですが、その分、海の近くに特有の風の影響を強く受けることがある。
と、以前にプレーされた方に聞いていたのですが、久美浜カンツリークラブでのプレー、ほんま疲れましたワ。
というのが、正直な感想です。
久美浜湾を望む景色は格別だったんですが、風の影響で、ボールの行方が心配で難しかったです。
特に強風に悩まされ、ボールが風に流されたり、アゲンストの風で飛距離が出にくかったりしました。
2番から7番まで海沿いを進む設計で、左へのミスショットは海に消えてしまうレイアウトでした。
3番のミドルホールや6番のショートホールでは、スリリングな海越えショットが求められます。
スイングに力が入るは、ボールから目が離れるのが早くなるわ、ボールの行き先ばかりが気になりコースに完全にやられました。
くずはゴルフリンクスで冬の風の強い日に行って修正したいもんです。
京都府内のゴルフ場の中でもやや難易度が高い部類に入ります。
総じて、久美浜カンツリークラブは美しい景色を楽しめる一方で、風の影響や戦略的なコースレイアウトによって、ゴルフスキルが試される挑戦的なコースと言えると思いました。
シーサイドと山側の丘陵コースの両方の特徴を併せ持つ戦略的なコースでした。
また行きたいゴルフ場の一つです。
ゴルフ情報サイト「ゴルフマップ」では、久美浜カンツリークラブのコース評価は「3.8」で、亀岡カントリークラブと同じ評価です。
このランキングでは、亀岡カントリークラブに次いで2位という位置付けになっています。
ちなみに、3位は月ヶ瀬カントリークラブだそうです。
皆さんも、一度、宿泊ゴルフでプレーされるのを、お勧めします。
提携宿泊施設 純和風旅亭 碧翠御苑
京都府京丹後市久美浜町湊宮１４５２
TEL0772-83-0355 FAX0772-83-0874
直営の旅館「碧翠御苑」があり、宿泊とゴルフを組み合わせたお得なゴルフパックが用意されています。
城崎温泉や夕日ヶ浦温泉からも近く、ゴルフだけでなく温泉や地元の海の幸も楽しめるリゾートゴルフを満喫できます。
直営ゴルフ場久美浜カンツリークラブは日本屈指のシーサイドコースです。
その景観の素晴らしさは類を見ません。
アウトコースは久美湾に沿ってホールが続くシーサイドコース。
名物ホールの海越えはミドル3番とショート6番。
インはアウトと対照的な剛のコース。
山と林のコースともいえる。
フェアウェイが広く雄大なスケールを持っているのでアウトとは攻め方を変えなければ好スコアは期待できません。
是非挑戦してみてください。
提携宿泊施設 HEKISUIEN
砂州により日本海と隔てられた潟湖、久美浜湾。
眼前に広がる穏やかな内海と豊かな自然を眺めながら、羽を伸ばす。ゆったりと時間が流れる贅沢な空間で、のんびりとおくつろぎください。
館内に入ってまず、迎えてくれるのは久美浜の雄大な自然と穏やかに流れる久美浜湾。ゆったりと時間が流れる贅沢な空間で食べるモーニングは、特別な時間です。
