
ゴルフを始めたい! 何からすれば・・・PART①
私の経験から言いますと、ゴルフはいかに早く効率よくクラブヘッドの重みを感じて振るかに、かかっていると考えます。
クラブヘッドの重みを感じて早く振ると、ケガをすると思いますので、クラブを振るための準備運動を覚える必要があると考えます。
ゴルフ前の準備運動は、体を温め、筋肉を柔軟にし、クラブをスムーズに振るためにとても大切です。
パフォーマンスアップはもちろん、怪我の予防にも繋がります。
※パフォーマンスアップとは、効率よく健康や成績向上に到達するためのトレーニングの概念です。
機能的身体動作を整えることで、身体能力の向上を目指します。
これは、体の調子を整えるコンディショニングやダイエット、フィットネスの考え方を一歩進めたトレーニング法です。
パフォーマンスによってカラダが持っているポテンシャルを効率よく引き出し、正しい体の使い方ができるようになれば、さらにその上の、最高のパフォーマンスを引き出すことができます。
肩甲骨を意識したストレッチ

肩甲骨周りを柔らかくすることで、バックスイングでの体の回転がスムーズになり、飛距離アップに繋がります。
肩甲骨周りを柔らかくすることで、バックスイングでの体の回転がスムーズになり、飛距離アップに繋がります。
菱形筋ストレッチ:
胸の前で腕を組み、手のひらを外側に向けます。
息を吐きながら、ゆっくりと前方に腕を伸ばし、背中を丸めます。
肩甲骨が広がるのを感じながら、20秒程度キープします。
広背筋ストレッチ:
壁や柱に片手をかけ、体を斜めに倒します。
脇腹から腕の付け根にかけて伸びるのを感じながら、20秒程度キープします。
左右両方行いましょう。
肩回し:
両肩を前後にゆっくりと大きく回します。
前方へ10回、後方へ10回を目安に行います。
体幹と股関節の柔軟性向上
体幹と股関節の柔軟性は、安定したスイングとパワー伝達に欠かせません。
体幹ひねり:
足を肩幅に開き、まっすぐ立ちます。
腕を胸の前で組み、ゆっくりと上半身を左右にひねります。
股関節が動きすぎないように注意し、10回ずつ行います。
股関節回し:
足を肩幅に開き、軽く膝を曲げます。
腰に手を当て、股関節を中心にゆっくりと大きな円を描くように回します。
左右それぞれ10回ずつ行います。
スクワット:
足を肩幅より少し広めに開き、つま先をやや外側に向けます。
椅子に座るようなイメージで、ゆっくりと腰を落とします。
膝がつま先より前に出ないように注意し、10回を目安に行います。
素振りでスイングの確認
準備運動の仕上げに素振りを取り入れることで、筋肉の動きをゴルフスイングに最適化できます。
左右それぞれ1回から2回程度行います。
ゆったりとした素振り:
実際にクラブを持って、軽くゆったりと素振りをします。
普段のスイングを意識し、体の連動性を確認します。
3回から5回程度行います。
右打ち・左打ち両方の素振り:
通常の打ち方だけでなく、反対側の打ち方でも素振りをすることで、体のバランスを整えます。
ゴルフで起こりやすい怪我と準備運動の効果

クラブを振る前の準備運動は、単に体を温めるだけでなく、ゴルフ特有の怪我のリスクを大きく減らす効果があります。
特に、スイング動作で多用する関節や筋肉への負担を軽減し、柔軟性を高めることが重要です。
ゴルフは全身運動ですが、特に腰、肩、肘に負担がかかりやすいスポーツです。
準備運動によって、これらの部位にかかるストレスを和らげ、怪我の発生を抑えることができます。
腰痛の予防
スイングの際に腰を不自然にひねったり、無理な体勢でクラブを振ったりすると、腰に大きな負担がかかります。
準備運動で体幹の筋肉を強化し、股関節の柔軟性を高めることで、腰への負担を分散させ、スムーズな体重移動を促します。
効果: 体幹強化により腰部の安定性向上、股関節の柔軟性向上でスイング時の腰の負担軽減。
肩・肘の怪我予防
ゴルフスイングは、肩や肘の関節に強いねじれや衝撃を与えることがあります。
肩甲骨周りのストレッチや、腕・手首の柔軟運動を行うことで、これらの関節の可動域を広げ、筋肉の協調性を高めることができます。
効果: 肩甲骨や肘関節の可動域拡大、筋肉の協調性向上で負担を軽減。
筋肉の肉離れ予防
下半身の筋肉は、スイング時の地面反力や体重移動において重要な役割を担っています。
十分なウォーミングアップとストレッチを行わないと、これらの筋肉が硬い状態で急な動作を強いられ、肉離れを起こしやすくなります。
効果: 筋肉の温度上昇と柔軟性向上で、急な負荷への耐性強化
下半身の筋肉は、スイング時の地面反力や体重移動において重要な役割を担っています。
十分なウォーミングアップとストレッチを行わないと、これらの筋肉が硬い状態で急な動作を強いられ、肉離れを起こしやすくなります。
効果: 筋肉の温度上昇と柔軟性向上で、急な負荷への耐性強化。
準備運動による生理学的変化
準備運動は、筋肉の温度を上げ、血流を促進することで、筋肉や腱、関節の柔軟性を向上させます。
これにより、急な動作による組織の損傷リスクを減少させます。
筋肉の温度上昇: 柔軟性向上、伸縮性アップ。
血流促進: 筋肉への酸素供給増加、老廃物除去促進。
神経系の活性化: 筋肉の反応速度向上、運動パフォーマンス向上。
