芦屋カンツリー倶楽部
「芦屋カンツリー倶楽部」は、六甲山系の山並が連なる山腹の傾斜面の兵庫県芦屋市奥山、地区を利用して造られたゴルフ場で開場は1950年(昭和27年)。
眼下には関西の有名な住宅地で知られる芦屋の市街地が広がり、天気の良い日には淡路島や大阪の南港ポートタウンが見渡せる歴史ある名門コースです。
人気のあるゴルフ場でメンバーさんも懐に余裕のある方も多くおられ、ゴルフに対する敬愛の意識が高く、一般のゴルファーはなかなかプレー出来ないゴルフ場です。
六甲山
神戸のシンボル六甲山は、都心から近く、夏はハイキング、冬はスキーやスノーボードなど楽しめます。
六甲山に登ると素晴らしい眺望やさわやかな空気が味わえ、また帰りは六甲有馬ロープウェーで有馬温泉まですぐなので、温泉で疲れを癒すことができます。
六甲山は神戸を代表する山として、神戸の人々から愛されています。
六甲山は、激しい地震を伴いながら、断層のずれを繰り返した結果出来上がった山で、地下深くまでズタズタに割れ、激しく風化しています。
このため、過去に幾度も大きな災害が引き起こされました。
明治のころ、乱伐によって裸地であった六甲山は、治山事業等による緑化工事の結果、現在の緑の豊かな美しい山に蘇りました。
しかし、植物が育つうえで、その土壌は未熟で極めて薄く、雨が降るとすぐ流されてしまうのが現状です。
「芦屋カンツリー倶楽部」概要
「芦屋カンツリー倶楽部」の歴史は古く、1950(昭和27)年8月17日にアウト9ホールで開場し、その後、同年11月に全18ホールとなり今日に至っています。
クラブハウスはシンプルなデザインとなっており、レストランをはじめ練習場やショップなどの施設を完備されています。
「芦屋カンツリー倶楽部」にはアカデミーの施設もあり、アプローチやパッティングの練習も可能です。
レストランでは、くつろぎにこだわったデザインと共に、綺麗な風景を楽しみながら本格的な洋食を中心とした料理を手頃な価格で楽しむことが出来ます。
また、レストランは一般にも開放されていますので、プレーしなくても立ち寄って食事ができるようですよ。
歴史と伝統のあるゴルフ場ということもあり、プレーした方々の満足度が高いゴルフ場です。
山の山腹の傾斜面を利用して造られたやや狭いコースなので、フェアウェイが狭い作りとなっているので、より正確に刻んでいくショットが必要となリますが、スコア云々というよりは、純粋に歴史と伝統の空気を楽しみたいコースとて称賛されています。
現在のクラブハウス始め、コースも2011年(平成23年)にリニューアルされたメンバーシップ制のゴルフ場です。
メンバーさんいわく、以前より少しコースはやさしくなったかな・・・?
兵庫県芦屋市奥山1-25
TEL:0797-31-0501
FAX:0797-32-1824
ゴルフ場HP https://www.ashiya-cc.or.jp/
運営:一般社団法人 芦屋カンツリー倶楽部
開場日:1952年(昭和27年)8月17日
設計者:保田与天氏,、佐藤儀一氏(改造)設計者の保田与天氏は、和歌山県出身のゴルファー、ゴルフ場設計者で彼のコース設計は、周囲の山々の借景を巧みに利用して、自然のままの傾斜を生かした、個性的なコース設計が特徴である。
カード:JCB VISA
面積 99万m2 丘陵コース ベント 1グリーン
コース:OUTコース パー 36 3,231ヤード INコース パー 36 3,100ヤード TOTAL パー 72 6,331ヤード
コースレート:70.8 スロープレイティング:140
※スロープレーティングは、JGA/USGAコースレーティングとボギーレーティングの差に基づいて算出され、55から155までの整数で表されます。
標準難易度(スロープレーティング113)を基準に数値の大きいほど難易度が高くなります。
フェアウェイ:コーライ 刈り方:ゼブラカット ラフ:ノシバ レギュラー:6041ヤード
兵庫県歴史の古い名門ゴルフ場ランキング7位(ゴルフ場ランキング倶楽部参照)
1位 神戸ゴルフ倶楽部 神戸市 1903年 (明治36年) A・H・グルーム
2位 垂水ゴルフ倶楽部 神戸市 1920年 (大正9年) J・E・クレーン
2位 鳴尾ゴルフ倶楽部 川西市 1920年 (大正9年) J・E・クレーン、C・H・アリソン
4位 宝塚ゴルフ倶楽部 宝塚市 1926年 (大正15年) 福井覚治、広岡久右衛門
5位三田ゴルフクラブ 三田市 1930年 (昭和5年) コース建設委員会
6位 廣野ゴルフ倶楽部 三木市 1932年 (昭和7年) C・H・アリソン
7位 芦屋カンツリー倶楽部 芦屋市 1952年 (昭和27年) 保田与天、佐藤儀一(改)
開場時間:通常:7:30~
宅配会社:ヤマト運輸
練習場
打球場 250Y 23打席 広々と気持ちよく練習が行なえます、パッティング・アプローチ・バンカーなどの練習をお楽しみいただけます。
車の場合
大阪・梅田(阪神高速神戸線)16.5キロ→芦屋IC2キロ→芦屋6キロ→コース 所要時間40分
阪神高速を芦屋ICで降り,国道43号を三宮方面に向かう。
芦屋ICから4つ目の信号を右折し,阪神電鉄,JR,阪急電鉄とそれぞれ通過し直進する。芦有道路入り口の手前を左折してコースへ。
「芦屋カンツリー倶楽部」 コース概要
「芦屋カンツリー倶楽部」は、山腹の傾斜面を利用したレイアウトで、フェアウェイがやや狭いのでティーショットが左右にブレるとOBや崖下からのリカバリーなどのトラブルが多く待ち受けています。
しかし、全体的には地形的にコース幅はやや狭いのはやむおえない面もありますが必ず左右どちらかはセーフなので狭い感じはさせないので、その見極めが必要ですよね。
山岳コースなので起伏に富み、距離よりも方向の正確さが要求されるコース!
飛距離よりもショットのコントロール性が極めて高く要求されるコースです。
「芦屋カンツリー倶楽部」に所属していた平石武則プロは日本男子ツアーでフェアウェイキープ率上位の常連プロでした。
アウトコース パー 36 ヤード数 Back: 3173Y Regular: 3096Y Ladies: 2693Y
山腹の傾斜面を利用したレイアウトで、OUTコースは球筋を描くホールが求める「線」でのショットや攻め方が要求され、山腹にヒナ段状にレイアウトされた山岳コースですが比較的フラットなホールが続きます。
フェアウエイはやや狭く、方向を誤るとスコアを乱すが,一方が必ず法面になっているので、うまく利用すれば好スコアにつながるコース設定になっていて上手く造られています。
アウトは9番の打ち下ろしを除けば比較的フラットなホールが多く、設定されています。
No.9 PAR 4 Back354Y
豪快な打ち下ろしのミドルホール。
右前方にクリークと池があるので、
飛距離の出る方はティーショットの狙い目に注意。
左足下がりのライになるため、セカンドショットには気を付けたい。
インコース パー 36 ヤード数 Back: 3100Y Regular: 2975Y Ladies: 2592Y
INコースは「点」でポイントを絞り決断するショットや攻め方が要求されます。
インはアウトに比べたらアップダウンが多少あるがそこまで急ではありません。
豪快な打ち下ろしのホールが多いので距離の面では楽チンです。
フェアウエイがやや狭く、飛距離より正確さを念頭においた攻め方をするとベストです。
インは相対的にアウトよりも3ストロークはスコアが悪くなるといわれています。
No.12 PAR 4 Back376Y(名物ホール))
パノラマを楽しめる打ち下ろしだが、眼下のフェアウェイは狭いミドルホール。
神戸の街並み、淡路島が見渡せる美しいミドルホール
ティショットは右の山すそ狙い。
左に曲げ隣のコースへ行くとトラブルとなりやすいため、注意が必要。
セカンドショットは打ち上げで、
グリーンサイド左は3つのガードバンカーに囲まれているため、右サイド狙いで。
「芦屋カンツリー倶楽部」感想
「芦屋カンツリー倶楽部」は、山の中腹にあるため涼しく、海からの風もあり真夏でも快適です。
と、キャディさんがおっしゃってました。
予想していたよりコースは広く全く問題なくプレーすることが出来ました。
思っていた通りの良いコースだと思います。
多少アップダウンがありますが気になるほどではありません。
コース幅も左右どちらから逃げ道があります。
コースは距離は短めですが、戦略性はかなりあります。
ラフに入れると、歴史あるコース特有の芝がしっかりと根付いているのでチョット往生しまっせって感じですよね。
パーオンにこだわるとコースの罠にハマりますよね。
バンカーの砂は天気の加減で締まり気味でしたが、砂がしっかり入れられているので安心してショットできました。
バンカーと池は借景を引き立たす目的と距離の不足を補うためにガードバンカーはしっかりとその役目を果たしていました。
グリーンまわりの技術が重要になるコースと感じました。
グリーンの転がりは均一で楽しめます。
初心者の方に是非、プレーして頂きたいゴルフ場です。
日本のゴルフ場の楽しみ方が凝縮されたゴルフ場です。
関西のゴルフ場の【宝】として残したい「芦屋カンツリー倶楽部」でした。