泉が丘CC
「泉ヶ丘カントリークラブ」は、大阪府堺市南区豊田、地区に1975年(昭和50年)開場。
ゴルフ場は、大阪府南部の山間部に位置し、府内とは思えない広大な自然恵まれた丘陵地にゆったりとレイアウトされている名門といわれているのゴルフ場の一つです。
私の私見ですが、大阪府の泉北丘陵住宅地区開発事業によって「泉北ニュータウン」が計画され、事業期間は1965年(昭和40年)12月から1983年(昭和58年)3月まで、そして、まちびらき(入居開始)は1967年(昭和42年)12月、それを見越して作られたゴルフ場が「泉ヶ丘カントリークラブ」だと思っています。
泉北(せんぼく)ニュータウン
大阪府堺市南区南部および和泉市東部の丘陵地帯に大阪府が計画・建設したニュータウン。
大阪府の泉北丘陵住宅地区開発事業によって計画され、事業期間は1965年(昭和40年)12月から1983年(昭和58年)3月まで、まちびらき(入居開始)は1967年(昭和42年)12月、開発面積は約1,557ha(堺市:1,511ha、和泉市:46ha)、計画戸数は約54,000戸(堺市:53,500戸、和泉市:500戸)、計画人口は約18万人。
2019年(令和元年)12月時点で、約56,200世帯、約119,700人が居住する。
石津川と和田川が形成する2つの侵食谷によって泉北丘陵が3つに大分されるため、泉北ニュータウンは泉ヶ丘(いずみがおか)・栂(とが)・光明池(こうみょういけ)の3地区で構成されており、各地区に泉北高速鉄道線の泉ケ丘駅・栂・美木多駅・光明池駅が設置されている。
「泉ヶ丘カントリークラブ」概要
「泉ヶ丘カントリークラブ」は、開場後、半世紀近くの歴史がある古豪の名門のゴルフ場。
大阪府南部の山間部に位置し、府内とは思えない広大な自然恵まれた丘陵地にゆったりとレイアウトされている。
歴史あるコースの表情は威風堂々とした風格と落ち着きを与えています。
プロ野球で名をはせることができなかった、ジャンボ尾崎プロが野球の神様・仏様と呼ばれた稲尾和久・西鉄ライオンズのピッチヤーや花井悠コーチから「お前は野球よりゴルフに向いていると諭されゴルファーに変身した」尾崎将司プロが1970年(昭和45年)4月にプロテスト合格、その後、台頭して来て、それに刺激された、青木功プロや金井清一プロ、島田幸作プロ、中島常幸プロなどが躍起になってジャンボ尾崎プロの台頭を迎え撃つようと頑張った時期と重なり、ゴルフ人気が出始めた頃に造られたゴルフ場が「泉ヶ丘カントリークラブ」です。
余談です。
1980年代後半頃は、練習場では1時間~2時間の打席待ち、多くのメンバーコースではメンバーの紹介が必要だったり、土日のビジター利用は不可ったりしてビジターはプレーが出来ない状況でした。
それにプレー出来てもビジターフィが高かったですね。
パブリックコースやショートコースは予約開始時間直後から電話をかけてもなかなか繋がらず、ようやく繋がっても予約終了なんてこともよくありました。
その頃は、プレーするためにもメンバーになりたかったのですが、バブル絶頂期でゴルフをしない金持ちの投資目的もあって会員権は高騰、会員になるのも大変(自分は無理)でした。
会員権相場は1990年頃がピークだったようです。
大阪府堺市南区豊田2990-226
TEL:072-292-8500(予約・お問い合わせ)
FAX:072-293-1617
運営会社:泉ヶ丘観光開発株式会社
公式サイト:http://www.izumigaoka-cc.com/
カード: AMEX DC JCB UC VISA アメックス ダイナース MasterCard
開場日:1975年(昭和50年)8月23日
設計者:宮澤 長平氏(東急系のコースを数多く手がけた設計家)
面積:117万m2 丘陵コース ニューベント(A-1)グリーン 2000年(平成12年)3コースすべてをベントグリーンに改造。
レギュラー:葛城コース 3,364Y 金剛コース 3,268Y 岩湧コース 3,276Y
コース:葛城コース パー 36 3,622ヤード 金剛コース パー 36 3,474ヤード 岩湧コース パー 36 3,499ヤード
コースレート:74.5(金剛・葛城) 74.2(岩湧・金剛) 74.9(葛城・岩湧)
フェアウェイ:コーライ 刈り方:ゼブラカット ラフ:ノシバ バンカーの数:90 池が絡むホール数:7
ラウンドスタイル:全組キャディ付き リモコン式・乗用カート【5人乗り)
開場時間:通常:7:00~
宅配会社:ヤマト運輸
2012年(平成24年)「関西オープンゴルフ選手権競技」期間:8月16日から19日
優勝者は武藤俊憲プロ 通算18アンダー Total 266ストローク
練習場
コースと同じ速さに揃えられた練習グリーン アプローチ、バンカー練習場(ドライビングレンジはありません)
車の場合
阪和自動車道/堺ICより9㎞(25分)
堺ICを出て左折、泉北2号線を泉北ニュータウン方面に進み泉北高速鉄道高架下をくぐり、敷物団地を経て直進し7km程進めば進入路の標識がある。
泉北2号線を進み敷物団地より約5kmでコース。
「泉ヶ丘カントリークラブ」コース概要
「泉ヶ丘カントリークラブ」の、コースは、葛城、岩湧、金剛の27ホールで構成され、全ホールがそれぞれ異なった個性を持っているためにプレーにはまったく飽きを感じさせないコース設定になっています。
設計は、ゴルフの真髄を知る正統派の設計家といわれる、宮沢 長平氏が会心のデザインで描き出し、後に耽美派の、古波蔵 力氏が改造監修に加わり絶品のチャンピオンコースに仕上げています。
同コースの特徴は個性的なホール構成に加え、高速グリーンに悩まされます。
GDO主催のオープンコンペで、初めてプレーした1ホール目、キャディさんに早いですよ、と忠告されたので、気をつけてパットしたのですが・・・ボールがカップを過ぎてもグリーン上に止まらずグリーン外へ・・・! びっくりした経験があります、それから2~3ホール引きずった記憶が今でも鮮明に残っています。
開催時は10フィートくらいの設定でした。
芝は「ペンAー1」(マスターズの舞台オーガスタナショナルGCでも使用)といわれるベント種で葉の1枚1枚にまで気を配ったメンテナンスで最高のパッティングクオリティーを生み出しています。
また、グリーンを囲むバンカーは白砂(希少なベトナム産)でアクセントがつけられ、美しい造形美を創り出している。
2012年(平成24年)には「関西オープンゴルフ選手権競技」の舞台ともなり、完成度の高さを全国区でアピールしたそうですよ。
岩湧コース パー 36 ヤード数 Back: 3499Y Regular: 3276Y Ladies: 2672Y
特徴は、もっとも高台にレイアウトされたコースであることから、木々と芝生の緑、大きく広がる空の間に大阪湾が一望できるのが岩湧コース。
ロングヒッターには、ビッグドライブで攻め甲斐のあるコースセッティングになっています。
ティーインググラウンドから全ホールともグリーンが見通せるフラットなコースだけに、1番ロング、7,8番の長いパー4は飛距離が出ないとパーセーヴは難しい設計になっています。
パーオンが難しく、グリーン周りのアプローチがスコアメイクの鍵となるでしよう。
FWもわりとフラットなコースのため豪快なゴルフプレーが求められます。
グリーンが広く大きので乗せるのはやさしいが、微妙なアンジュレーションがあるのでパットは難しい。
No.6 PAR 4 Back441Y
池越えのミドルホールです。
レギュラーティより右側バンカーまで232ヤード、
そこからグリーンまで174ヤードです。
右側バンカーの左フェアウエイセンターよりグリーンまで150ヤードです。
ティショットの狙い目としては右側バンカー左フェアウエイセンター付近です。
レギュラーティより左側二つ目のバンカーまで218ヤード、
256ヤード以上でバンカーは越えます。
グリーンは手前に大きなバンカーがあり要注意です。
グリーンは右のピン位置の時は、
奥から手前に速く距離感に注意してください。
葛城コース パー 36 ヤード数 Back: 3622Y Regular: 3364Y Ladies: 2683Y
特徴としては、葛城・岩湧コースに比べメンタルなホールが多く、なんといっても谷越えが多く、これを攻略するには正確なショットが必要とされています。
谷やハザードなど視覚的なトラップが多く、プレーヤーにメンタルな試練を与えるコース設定。
プレーするたびに違ったドラマを見せるこのコースの、奥深さの象徴です。
特にこのコースのフィニッシングホールとなる9番ロングは、ティーショット、セカンドショットともに谷越えとなる名物ホール。
否応なくプレーヤーそれぞれの心とショットの技量が最大限に引き出される設計は、心枝を自在に操ることのできない、ゴルフの「もどかしい魅力」の一つを味わうことでしょう。
No.9 PAR 5 Back526Y
第2の谷がなくなり、フェアウェイの先端まで240ヤードあり、
上の段で止めるか、思い切って下まで落とすかの2択。
下まで落とすと2オンのチャンスも出てきます。
3打目は打ち上げが10ヤードぐらいはあるので、
1番手は大きめのクラブで打ってください。
特に注意は、
アゲンストの風の時は2番手大きめでもいいぐらいです。
グリーンも変則の3段グリーンなので、
できる限りカップのある同じ面にのせることを心がけてください。
パターは奥から手前のラインが速いので要注意です。
金剛コース パー 36 ヤード数 Back: 3474Y Regular: 3268Y Ladies: 2601Y
特徴としては、距離はそれほどないが、クロスバンカーやドッグホールが多く
距離よりも“正確に運ぶ好打”でショットする正確性が要求されるコース。
ティーショット如何では難易度が変わる最も戦略的なコース。
第1打の目標の置き場が難しく攻略ルートをいかにトレースできるか・・・が試されるコースです。
またクロスバンカーをどう攻略するかがスコアメイクのカギです。
その象徴となるのが、2番(ロング)・6番(ミドル)・8番(ミドル)のドッグレッグホール。
ティーショットの落とし所によってはセカンド以降のショットの難易度が増す設計。
コース攻略のキーホールとなるこの3ホールを無難にクリアできれば、好スコアも期待できます。
No.3 PAR 4 Back405Y
左右OBのミドルホールでフェアウエイが二つになっています。
手前(上)の段のフェアウエイ先端までレギュラーティより241ヤードです。
上の段のフェアウエイ先端より下(奥)の段のフェアウエイまで39ヤードです。
上の段に止める場合は200ヤード打って下さい。
上の段からの2打めは打ち下ろしになります。
グリーンは真ん中が高く、手前、奥と低くなっています。
ピン位置がセンターより手前の時はショートめ、
センターより奥の時はオーバーめで狙って下さい。
上りのパットが残りますので攻めやすいです。
左右からのラインはよく切れます。
要注意です。
グリーンコンディションについて
「泉ヶ丘カントリークラブ」の一番の特徴であるグリーンは、マスターズトーナメントが開催されるオーガスタナショナルGCでも使用されていたペンA-1という品種の芝です。
そのペンA-1を葉の一は勿論、見た目の美しさも満足して頂ける仕上がりになっております。
また、全米オープンなど海外のメジャートーナメント開催コースでも実施している極少水量施肥という特殊な技法を取り入れている為、葉は常に細く均一で、ボール枚一枚まで気を配り整備を行っている為、クオリティーの良さの転がりが非常に滑らかです。
年間を通して9フィート以上のスピードを維持し、秋のクラブ選手権時には、トーナメント同様のスピードを体感して頂ける様に、12フィートというセッティングで実施されます。(Yahooゴルフ場予約より)
「泉ヶ丘カントリークラブ」感想
阪和自動車道/堺ICより近いし景観は良いし、距離もしっかり、きっちりある大阪近郊の名門ゴルフ場と呼び名の高い「泉ヶ丘カントリークラブ」。
葛城、岩湧、金剛の3コースから成る27ホールのゴルフ場です。
どのコースで組み合わせても、コースレートが74を超える難コースです。
特に葛城&岩湧は、最もコースレートが高いので、上級者や競技志向の方には,挑戦のし甲斐があるコース設定です。
高低差が結構ありましたしコース幅もわりかし広く感じますし、ラフに入ると打ちにくく、ボールを探すのに一苦労で・・・フェアウェイキープが重要ですよね。
「泉ケ丘カントリークラブ」はグリーンコンディションもよくアスリートに好まれる良いコースです。
コースレイアウト、メンテナンスされたグリーンが素晴らしく、ちゃんと整備された高速グリーンで楽しくプレーすることができました。
グリーンは極端にはうねってませんが、微妙に真ん中から奥が下っているとか2段グリーンも多いため、難しかしいですよね。
結構、癖?・・・もありそうですね。
転がりも素直で結構なスピードがあると思いました。
所々には、深い谷も見られ、結構、変化のあるコースでプレイを楽しむことができました。
やはり名門と言われるゴルフ場はすべて、グリーンが速くて、ラフの根付きがしっかりしているのでアマチュアゴルファーには難関ですよね。
グリーンの下に入れられている砂の層の厚さも違うそうですよ。
谷越えが多くクロスバンカーも多く設定されており、池とこの谷越えとバンカーをどう攻略するかがスコアメイクのカギになりそうです。
グリーンもです。
お薦めのゴルフ場です。