ライ角をキープするのがゴルフの宿命

ライ角をキープするのが
ゴルフの宿命

あなたは「ライ角の維持」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

これは、ゴルフスイングの基本であり、ショットの成否を大きく左右するのが「ライ角維持」なんですよね。

今回は、その重要性を記事にしたいと考えました。

ライ角を維持する方法は、アドレスした時に後方から見て、腕とシャフトでできる「くの字」の角度をスイング中できるだけ変えないことなんですよね。
構えた時の「くの字」が崩れて腕とシャフトが一直線になってしまうと、トウ側が下がってしまい、フェースは右を向く結果となります。
「ライ角の維持」ができていれば・・・ショットの基本の一つなので、ボールは真っすぐ飛ぶんですよね。

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フェースをスクエアに合わせソールの中心が地面に接する様にセットした状態でシャフトと水平面とのなす角度がライ角なんです。
一般にクラブと身長によって決まり、長いクラブほどライ角は小さくなるんですよね。
簡単に言えば、ライ角とは、クラブを構えたときにできる地面とシャフトの角度のことなんです。
また、地面に置いた時にトゥ側が浮き上がっている状態を適正なライ角に対してアップライト、逆にヒール側が浮き上がっているのをフラットといいます。
そして、スイングがどんなに良くても、ライ角が合っていないと球は真っすぐ飛ばないんですよね。
アイアンショットが曲がる人は、ライ角を疑ってみる必要があるんですよね。

このライ角度はクラブの長さやプレーヤーの身長によって変わってきます。
また、ライ角が適正でないとクラブの座りが悪くなりショットの方向性に影響を与えます。

①地面にクラブを置いたときにトゥ(クラブの先端)側が浮いている場合、そのクラブは適正なライ角に対してアップライトと呼ばれまています。
アップライトなクラブではボールは左にアップライトなクラブではボールは左に行く傾向があります。

②ライ角が正確ならばボールは真っすぐ飛んでいきます。
適正なライ角はスイング時にクラブフェースがスクエア(直角)になるように設定されています。
これにより正確な方向性を保つことができるんですよね。

③ライ角がフラットすぎるとボールはターゲットの右へ飛んでいきます。
逆にヒール(クラブの根元)側が浮いている場合はフラットと呼ばれています。
フラットなクラブではボールは右に飛びやすくなるんですよね。

クラブの長さとライ角
クラブが長くなるほどライ角は小さくなります。
それは、長いクラブほどシャフトがより水平に近くなるためなんでよね。
ということは、クラブが短くなるほどライ角は大きくなってくるんですよね。

クラブを買う時にロフト角を気にして買われる方は多いですが、実はロフト角と同じぐらい気にするべき項目がライ角なんですよね。
ライ角とは、簡単に言えばソール(フェースの溝のライン)とシャフトがつくる角度のことなんですが、正しいスイングをしたときに、インパクトでソールが地面と平行になるように、それぞれの番手ごとにライ角が調節されているんですよね。
 
ライ角が大きいことをアップライト、小さいことをフラットと呼びます。
明確な基準はありませんが、現在市販されているドライバーのライ角は、56度から62度ぐらいまでに設定されているそうです。
その中で見た場合、56~58度までがフラット、60~62度がアップライトといえるようです。

フラットなクラブは、インパクトでフェースが右を向きやすくなるため、つかまり性能が低くなります。
アップライトなクラブは、インパクトでフェースが左を向きやすくなるため、つかまり性能が高くなります。
この傾向は、ロフト角が大きいクラブほど症状が大きく出やすいために、一般的にライ角はアイアンについて話されることが多いのですよね。
ドライバーは、ロフト角が小さいため、多少ライ角が合っていなくても誤差が小さく、それほど気にしなくてもいいとされてきました。
しかし、ティアップしたボールを打つため、アイアンのようにソールが地面に当たりませんよね。
その為に、インパクト時のライ角の影響を受けやすくなるので、ドライバーこそ、ライ角を合わせる必要があるんですよね。

ボールを右に打ち出しやすい人はフラット方向に当たっていますし、左に打ち出しやすい人は、アップライト方向に当たっていると考えられますんですよね。
ライ角を調整するだけでも変化は出るはずなんですよね。

クラブが正しい角度でセットされている場合、正しいスウィングすれば真っすぐに飛びます。
そして間違ったスウィングをするとミスになりスウィングの誤りをクラブが教えてくれるのですよね。

しかし正しくないセッティングだと間違ったスウィングをした時に真っすぐ飛ぶという捻じれ現象が起きます。
つまり正しいスウィングをするとミスが出るので、間違ったスウィングの方が正しいと思い込んでしまい練習を繰り返し、結果として間違ったスウィングで固まってしまうという恐ろしいことが起こります。

クラブには無数の要素がありますが、ライ角は最重要と言っても過言ではありません。
 

ゴルフを真剣に取り組むようになるとスイングの形にこだわりが出てくるもんです。
できれば格好いいスイングで飛ばすことが理想なんですがですが、体型や柔軟性など個々で違いますから、格好いいスイングを真似しようとしても無理があるんですよね。

形から入ると言う部分では日本人の得意とする部分なんですが、形だけではスコアにならないのもゴルフなんですよね。
自分のスイングを見つけることができれば意外に早く上達することもできるんですが、普通、それを見つけるためにはかなりの寄り道が必要になってくるんですよね。

体重移動が大きい人はフラットスイングは向いていないといわれています。
基本的にフラットなスイングをする人は、わりあいクラブに対して低く構えるため、スタンス幅が広くなりがちになるもんですよね、
逆に言えばスタンス幅が広いからフラットになりやすいとも言えます。

スタンス幅が広いと体重移動できそうな気がしますが、個人差はありますが、ある一定の広さ以上になると体重移動ができなくなります。
これは自分で確かめてみると分かると思うんですよね。
極端にスタンスを広げてみてスイングすると体重移動どころではないことに気づくはずなんですよね。
そして、動けないんです。

それだけにある程度のスタンス幅を取る人はそれなりに体の柔軟性が要求されるんですよね。
フラットなスイングをする人は、駒のようにクルリと回転してボールを飛ばすことが大切なんです。
足を広げることで少しの捻転でも大きなパワーになるんですよね。
そのパワーを利用してボールを打ちましょう。

フラットスイングのゴルファーの中で、以前は調子が良かったのに最近は絶不調だ!
と言う方は、必要以上に体重移動していないかチェックしてみてくださいませ。
スタンス幅が広いだけに移動する距離が大きいのでボールは散らばることも考えられるんですよね。
アドレスの位置でインパクトを迎えるためにも大切なことなんです。

一方、アップライトスイングは基本的に高い位置で構えるため、スタンスの幅が狭いことが多いですよね。
狭いスタンス幅の中で大きな体重移動はできませんが、積極的に行なうことでボールに力が加わるはずです。

インパクトゾーンを長くするためにも体重移動は欠かせません。
アップライトスイングでインパクトゾーンが短くなってしまうとカチ上げてしまったり体重が後ろ足に残ってしまう最悪のスイングになってしまうこともあります。
インパクトゾーンでクラブフェースがスクエアになっているのであれば、積極的に体重移動したいものですよね。
それでもスタンス幅が狭いため移動距離は限られています。

スイングを上から見た場合、フラットなスイングよりもアップライトなスイングのほうがターゲットにクラブを長く振ることができるんですよね。
それだけに方向性も良いと考えられます。
しかし、正面から見た場合は、逆にフラットな方がターゲットに真っ直ぐに力が加わる推進力があります。
ただし、方向性が良くなるということではありません。

自分に合ったスイングを見つけることはとてもむずかしいものなんでしょね。
どちらも良いところがあり悪いところがあるんでしょね。
自分の体型や柔軟性、ゴルフのスタイルでも違ってきます。
たくさんのスイングを参考にして自分のスイングを作り上げていくしかありませんので、頑張りましょう。

最後にスイングを大きく二つに分けるとアップライトスイングとフラットスイングに分かれますよね。
アップライトスイングはいわゆる縦振りといわれるスイングの形なんです。
フラットスイングは横振りになります。
どちらが良いとは一概に言えないのですがアップライトなドライバー とフラットなドライバー、どちらが良いのだろうかと考えると、どちらのドライバーも自然とフラットになってしまいます。
身長がそれほど高くなくて、シャフトが長ければ、自然とシャフトの角度はフラットになってしまいますから。手元は身体の近くに置いておきたいので、極端に身体から手元を離すということをしなければ、シャフトが前方に伸びる感じとなり、自然とクラブヘッドのトゥ側が浮くような状態になりますよね。
そして、自然と身体とボールとの距離が遠くなります。
無理にアップライトな振り方をしようとすれば、必ずクラブヘッドが地面と接してしまいますよね。

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