練習場でボールを打ってみる
ゴルフ練習場(打ちっぱなし)で、若い人たちの姿を見かける機会が多くなりましたよね。
しかしながら、ゴルフは上達に時間がかかるスポーツでもあります。
うまく打てるようにならず、上達を諦めてゴルフをやめてしまう人もいます。
せっかくゴルフを始めたのであれば、クラブフェースにボールが当たったときの気持ち良さをいち早く味わってもらい、上達意欲を高めてほしいところなんですよね。
もし、周りの友人、知人で上手な方がおられないときは、ゴルフ練習場のスクールに入学されるのが、お薦めです。
ちょっとかじった、程度の方と行くのはNGなんですよね。
ボールを打つ練習はハーフショットから始めたほうが良い
ゴルフにおけるハーフスイングとは、腰から腰までの範囲を振るスイングのことを指します。
テイクバックを腰の高さまで上げたところから振り下ろして、フォロースルーを同じく腰の高さで止めるスイングことなんです。
クラブの振り幅は時計の針の9時から3時までを基準にしておくとよいでしょう。
シャフトを時計の針に見立てて正面から見た時に、時計の9時から3時を指すような動きをします。
ハーフスイングは最下点にあるボールを打つ直前と直後のスイングなので、ここが毎回同じ動きをしていれば、ボールも同じ方向に飛ぶということになりますよね。
ハーフスイングを身につけることで、アプローチやコントロールショットなどに応用できます。
また初心者のうちはスイングが固まっていないため、フルスイングだと余計な力が入って失敗しがちです。
ハーフスイングはフルスイングに比べてスイングが安定しやすくボールも捉えやすいので、状況によってはフルスイングよりも飛ぶ場合があります。
ハーフスイングで練習するメリットはいくつかありますが、まず、スイング幅が小さくなることでミート率が上がります。
大きいスイング幅にすると、当然ながらボールに当たりづらくなるので、ハーフスイングは、ボールを打つ感覚を養うことができると言えます。
さらに、両腕で作る三角形が作りやすくなり、腕と体とクラブが同調しやすくなります。
クラブの運動量が使えないぶん、体幹や下半身をしっかり使わないと打てないので、良いスイングになりやすいですよね。
ハーフスイングを練習する時は、9番アイアンやピッチングウェッジなど、短めで扱いやすいクラブがオススメです。
スタンスは、足と足の間を靴の幅一つ分開けて構え、グリップエンドから指3本分ほどクラブを短く持ち練習しましょう。
ゴルフクラブには芯と呼ばれる、ボールを打った時の感覚が伝わらないほど心地の良い当たりをするポイントがあります。
野球などで言われる『ジャストミート』です。
逆に、芯と違う場所に当たった場合は、手に振動が伝わり、飛距離がロスするんですよね。
ハーフスイングは、自分の見える範囲の小さなスイングなので、ブレを抑えることができ、良いときと悪いときの違いもはっきりとわかります。
芯に当たる回数が増えてくれば、ゴルフがどんどん楽しくなりますよ。
ハーフ スイングから打ち出すハーフショットは、様々なシーンで使うことができますので、ぜひ覚えておいてください。
ゴルフ競技では最大限に飛距離を稼ぐ場面より、ボールコントロールの良いハーフショットを有効活用することが多い傾向にあります。
そのために、スコアアップを図りたいのであれば、ロングショットの練習に加えハーフショットのトレーニング比率を増やす必要があるのですよね。
ハーフショットで当たるようになったら、次はスリークォーターショット
コースでフルスイングをしてしまうとなかなか当たらないものなんです、そこで少し振り幅の小さいスリークォータースイングを練習していただくことにより、しっかりとミートすることができるようになります。
スリークォータースイングとは3/4のスイングということなんですよね。
ですので、フルスイングよりも若干小さいスイングになるんです。
スイングが小さくなるので、飛距離もフルスイングに比べれば、飛距離は若干落ちます。
フルスイングに比べて、ミート率が高くなります。
振り幅が若干フルスイングよりも小さくなりますので、ボールを正確にとらえやすくもなります。
また、振り幅が小さくなりますので、軸ブレしにくくなり、スイング中のフェースコントロールがしやすくなり、方向性がよくなります。
ですので、コースで当たらなくなってしまったときは、スリークォーターで打っていただくと、ミート率が上がってきますよね。
コースでは傾斜がありますが、フルスイングだとなかなか上手く打つことができないのですが、スリークォーターで打っていただくことにより、正確にボールを打つことができます。
またスリークォーターはフルスイングよりも、振り幅が小さくなりますので、フルスイングよりも若干飛距離が落ちるので、距離のコントロールをすることができやすくなりますよね。
フルスイングだと少しオーバーしていまいそうなときには、スリークォーターで打っていただくと、距離が落ちるので、距離をコントロールすることもできるんですよね。
スイングが小さくなるからといって、バックスイングの肩の回転度合いを少なくしてしまうと、上手くボールを打つことができません。
この肩をしっかりと回転させるということが、スリークォータースイングを上手く打つためのポイントなんです。
そして、スイングが小さくなると、タイミングが早くなりやすいですよね。
ですので、スリークォーターでスイングするときも、タイミングが早くならないように意識してスイングしてみて下さい。
スリークォーターでのスイングは、肩の回転量はほとんどフルスイングと変わらないので、肩の回転量は変えずに、手をあまり上に上げないように意識してスイングして下さい。
手を上げないようにするには、少し脇を締めるように意識するといいと思うんですよね。
そうすることで手が上がりすぎずに、少しフルスイングより小さくなり、スリークォーターのスイングになります。
スリークォータースイングは、あまり手首を返しすぎないように意識していただくことも重要なんです。
特に右手首の角度をダウンスイング~フォローで変えないように意識していただくといいと思いますよね。
そうすることにより、方向性がよくなります。
フルスイングだと、手首の角度をキープし続けることができませんが、スリークォーターなら手首の角度をキープすることができやすくなります。
フィニッシュでの右足の立ち上げ具合ですが、フルスイングだとつま先で立ち、足の裏側が後ろを向きますが、スリークォーターでは、そこまで右足が上がらずに、その少し手前で止まります。
またフルスイングのフィニッシュで、、前傾角度は、アドレスでの角度をよほど体の柔らかい人でなければ、キープすることができません。
しかしスリークォーターでは前傾をなるべくキープするように意識してください。
スリークォーターのフィニッシュでもアドレスでの前傾をキープすることは、体の柔らかい人でなければできませんが、なるべく前傾角度を崩さないように意識してスイングして下さい。
スリークォーターのスイングをするときに注意しなければならないのは、振り幅が小さいからといって、力を抜かないことなんですよね。
振りが少し小さくなってもスイングを緩めないようにしましょう。。
緩めてしまうと、上手くボールを捉えることができませんので緩めずに、スリークォーターのスイングをしっかりと振ってください。
最後に全力フルスイングゴルファーの皆さんは、スリークォーターショットでの自分の飛距離を知っていますか?
知っている人にとっては常識なんですが、実は全力フルスイングとスリークォーターショットって飛距離はそう変わらないんですよね。
さらにフルショットよりもばらつきが少なくて、計算がしやすい!
というメリットもあるんですよね。
けっこう軽く振ってるなー、と感じるくらいでもせいぜいフルショットと比較して1割落ちている程度なんですよね。
面白いでしょう!
スリークォーターショットで感覚がつかめてきたらフルショット
ゴルフ競技におけるフルショットとは、バックスイングの振り幅をできる限り大きくとり、最大の力を持ってショットすることを指します。
フルスイングショットとも呼ばれ、特にホールの第一打となるティーショット時に行うことが多いんです。
この時、しっかりと狙った方向にボールが飛ぶか、充分な飛距離を稼げているかが重要となってきますよね。
フルショットを打つには、スタンスをしっかりととることも重要なんです。
やや広めにスタンスをとり、最大幅の円を描くようにテークバック、トップオブスイングへと移行、その後体の回転と体重移動を意識しながらダウンスイングからインパクトします。
ダウンスイング時には、しっかりとタメを作り、タイミング良くコックをリリースすることもとっても重要になってきます。
フルショットを練習するには、打ちっぱなしのゴルフ練習場を有効活用しましょう。
フルショットはただ力の限りクラブを振り、ボールを打てば良いというわけではありません。
それ以上に足の回転軸や、スイング時の体重移動が重要なんですよね。
それを意識しながら何度も反復練習しましょう。
鏡を見て、トップオブスイング時のヘッド位置を確認しながら練習するとさらに効果的ですよね。
大きな振り幅でスウィングしようとして、スウィングや体勢が崩れてしまうのはビギナー“あるある”だろう。
そのようにスウィングを大きく崩さないために気をつけるにはスウィングを安定させる一番シンプルな方法は『スタンスを広くすること』なんですよね。
フルショット時のスウィングを安定させるためには、スウィングの土台である下半身のスタンス幅を広くすることが手っ取り早い方法ですよね。
番手ごとにスタンスの広さを変えて……なんて言われますが、本当に安定させたいのなら、ドライバーでもアイアンでも、正面から見たときに両足かかとの位置を基準に肩幅くらいになるようにスタンス幅を広げ、加えて自分の視点から両足が逆ハの字になるようにつま先を開くのがよいとされています。
また、シニアゴルファーにもスタンス幅を広げる方は多くいたはります。
「加齢によって弱まった足腰でスウィングを安定させるために」、スタンスを広げて低重心で構えたりしますよね。
ゴルフスイングでタメをつくるコツは
タメをつくるには、は、無意識に、腕からグリップまで、リラックスした状態でダウンスイングが行われるのが理想です。
ゴルフスイングに於ける自然なタメを作るには、腕がリラックスしてなければなりません。
特にグリップを強く握る癖は直さなければいけません。
メの支点となる手首の関節は、グリップを強く握ってしまうと、タメからのエネルギーの解放がスムーズにいかなくなってしまいます。
グリップは、ただの繋ぎ目、蝶つがい(ちょうつがい)のようなものだと考えるのがいいでしょう。
タメができていないスイングは、ダウンスイングでシャフトが水平になる位置が高めで、体から離れています。
これでは金槌でストンと釘を打つような、効率の良さが作れません。
シャフトが水平になる位置を体の横ではなく、体の前にするイメージで振るのはいいアイディアです。
ダウンスイングの弧は、バックスイングで作られる弧よりも小さくなるイメージで振ると、切り返しでタメができます。
ダウンスイングの弧をバックスイングの弧より内側にすると、自然にシャフトが水平になる位置が体の近くになります。
ダウンスイングのタメをつくるコツは、肘、手首、シャフトでつくられる「コ」の字を、右肘が脇腹につくまでキープすることです。
トップから上半身のチカラを抜いて、腰を切っていくと、自然に右肘が脇腹にあたります。
ここでまだ、コの字が保たれていれば強烈にパワーが溜まった状態なんです。
右腕とシャフトでつくるコの字をキープするコツは、グリップを軽く握ることなんですが、右手の中指と薬指を右肩の後ろに下ろすようにしてやるイメージもありなんですよね。