ガソリン代を節約する
「車の乗り方」
車を所有すると何かと経費がかかりますよね。
税金や車検、メンテナンスと車に対するローンも支払う必要があります。
その中で、ガソリンは給油しなければ走行できませんよね。
そして、ガソリン代を抑えたくても、ライフスタイルや車の使用頻度によって抑えきれないということもあります。
特に、ガソリン価格が高騰した時には最低限の給油で賄ってしまうことも、ありますよね。
毎日、消費するガソリンだからこそ、なんとかしてガソリン代を節約したいところですよね。
また、エコドライブは環境にやさしい運転のことで、地球温暖化の主な要因となっている二酸化炭素の排出量を減らすこともできます。
そこで、燃費を良くするには、一定速度で走るのが一番なんだけど、前のクルマに近づいて走ると、どうしてもブレーキが多くなりまよね。
ふだんから、車間距離を広めにして走ると一定速度で走り易いくて燃料の節約にも繋がってきます。
「加速」・「減速」の少ない運転
「加減速の少ない運転」とは、急な加減速やアクセル・ブレーキの多用を控えることで、騒音の発生や燃費の悪化を低減させる運転のことですよね。
走行中は、一定の速度で走ることを心がけるとガソリンの節約につながります。
車間距離、燃費が悪化してしまいます。
車間距離を詰めて運転すると、前を走るクルマにあわせてムダな加減速を繰り返すことになり、加速・減速の機会も多くなり、市街地では2%程度、郊外では6%程度も燃費が悪化します。
交通状況に応じて速度変化の少ない運転を心がけましょう。
自動車(2000cc 自動変速付きガソリン乗用車)が平均車速 40km/h で走行した場合の燃費を 100 としたときの各平均車速の燃費を指数で示すと平均車速が 70km/h のときに燃費指数は 120 と最も燃費がよく、それよりも速度が高くなり、又は低くなるにしたがって燃費は悪化する。
平均車速が 10km/h(おおむね混雑した市街地での走行に相当する速度)から 20km/h に向上すると、実走行燃費が 60%近くも向上するとされている。
他方、平均車速を 110km/h から 90km/h に引き下げると、燃料消費がおよそ 23%減少できるほか、運転スタイルも燃料消費に大きな影響を与えており、攻撃的な運転スタイルは通常、燃料消費が約 30%増大するとされている。
減速時には早めに「アクセルを離す」
エコドライブには、信号が変わるなど停止することがわかったら、早めにアクセルから足を離すようにすると勝手にガソリン代の節約につながってきます。
直ぐに結果は出ませんので、わかりにくいですが、継続は力なりと言われるように継続することが重要なんですよね。
早めにアクセルを離すとエンジンブレーキが作動し、2%程度燃費が改善すると言われています。
また、減速するときや坂道を下るときにもエンジンブレーキを活用することも忘れないでいただきたいですよね。
基本的には、「エンジンブレーキをかける=アクセルを離す」ということなんです!
(例外として、ギアが「N」に入ってる場合と、マニュアル車でクラッチを踏んでいる時は、アクセルを離してもエンジンブレーキはかかりません)
山道の下り坂や、交通の流れがちょっと悪い時に、少しだけ減速したい事ってありますよね?
少しだけ減速したい時が、エンジンブレーキの出番なんです!
スピードを上げれば上げるほど、エンジンブレーキのかかり方は強くなるので、たとえば高速を下りる時も、出口車線に入った時にアクセルを離してみて、体感してみて下さい。
意外とスピードが落ちることが分かるかと思います。
ハイブリッド車や、電気自動車ではエコドライブにもつながります。
これらの車は、タイヤの回転する力を使って、バッテリーを充電しています。
フットブレーキを使うと、タイヤの回転している力の一部を摩擦熱として消費してしまうのですが、エンジンブレーキの場合は全てがバッテリーを充電する力に回ります。
その結果、より多くの充電が可能になる=モーターで走れる距離が伸びる、ということになるんですよね。
私はSAIのハイブリット車を運転しておりますが、この車のギアには、よくある「P – N – D」に加え、「B」というものがあります。
このギアを選ぶと、エンジンブレーキのかかり方が強くなり、その分バッテリーの充電量が増えるという仕組みのようです。
普通ブレーキを踏むと、ブレーキランプが点灯しますよね。
ですが、エンジンブレーキだと、ブレーキランプはつきません。
数十m先など遠くの信号が赤になっているのを見たり、一時停止の標識を見たら、早めにアクセルから足を離してエンジンブレーキを使って減速しましょう。
エンジンブレーキは燃料カットされるので、燃費運転にもつながりますよね。
坂道の下りでも積極的に使うとよいと思いますよね。
ちなみに1日に25回、50m早くアクセルオフにし、1ヵ月30日運転した場合、1年間で450km分のガソリンが節約できるそうですよ。
燃費がリッター15kmとすると30L分、金額にすると年間4800円(リッター160円換算)節約できることになります。
頻繁にアクセルやブレーキを使い分ける運転も燃費を悪くしてしまうので、なるべくしないようにすることがガソリン代の節約につながってきます。
その分、美味しいものが食べれますよね。
頑張ってみませんか?
「無駄なアイドリングとエアコン」の使用は適切に
待ち合わせや荷物の積み下ろしなどによる駐停車の際は、アイドリングはやめまたほうがいいみたいですよ、そしてアイドリングストップが推奨されています。
10分間のアイドリング(エアコンOFFの場合)で、130㏄0程度の燃料を消費します。
また、現在の乗用車では基本的に暖機運転は不要みたいなのでエンジンをかけたらすぐに出発しましょう。
手動の場合、アイドリングストップ中にブレーキを何度か踏むとブレーキの効きが悪くなります。
また、慣れていないと操作の誤りや発進の遅れが生じるうえ、エアバックなどの安全装置や方向指示器などが作動しなくなり、事故を誘発させる危険性があります。
手動でアイドリングストップする場合は、安全な場所で実践しましょう。
一般的には5秒以上停車する場合だと、アイドリング・ストップした方が燃料消費は少ないが、それ以下の間隔では、かえって燃料を消費してしまうようです。
また、交差点の右折・左折待ち、踏切の一時停止など、スムーズに発進したいときにアイドリングがストップしてしまうと、急いで再発進しようとするため、アクセルペダルを必要以上に踏み込んでしまい、余計に燃料消費する、ということにもなりかねませんよね。
交差点で自らエンジンを止める手動アイドリングストップは、以下の点で安全性に問題があるため注意しましょう。
(自動アイドリングストップ機能搭載車は問題ありません。)
・手動アイドリングストップ中に何度かブレーキを踏むとブレーキの効きが悪くなります。
・慣れないと誤動作や発進遅れが生じます。
またバッテリーなどの部品寿命の低下によりエンジンが再始動しない場合があります。
・エアバッグなどの安全装置や方向指示器などが作動しないため、先頭車両付近や坂道での手動アイドリングストップはさけましょ う。
-20℃程度の極寒冷地など特別な状況を除き、走りながら暖めるウォームアップ走行で充分です。
アイドリング・ストップは、赤信号や渋滞時など、一時停車した際の燃料消費を止め、CO2排出を削減するメリットがある。
JAFによると、10分間のアイドリング・ストップで、燃料は133g削減できるそうだ。
しかし、停止と発進を頻繁に繰り返すような渋滞だと、不利になる場合もある。
なお、自動アイドリングストップ機能搭載車の場合は、信号待ちで実践することに問題ありません。
さらにはアイドリング・ストップ車用のバッテリーは、アイドリング・ストップ非装着車用のバッテリーよりも、1.5倍ほど高価であり、寿命も短い傾向がある(アイドリング・ストップ付のクルマも、約1年半でバッテリー交換をすることになった方もおられるようです)。
高性能バッテリーの消耗が早まることは、環境負荷にもなりかねない。
つまり、アイドリング・ストップも「絶対的な正義」とは言い切れない。
エアコンの使用は燃費の低下の一因に。
暖房のみ必要な場合はエアコン(A/C)スイッチはオフでも問題ありません。
「車内の温度設定を外気と同じ25℃に設定した場合エアコンスイッチをONにしたままだと12%程度燃費が悪化します。」
運転する人なら知っていると思いますが、自動車には温度調節のボタンやつまみの他に「A/C」と書かれているスイッチがあります。
A/Cはエアーコンディショニングのことで、名前の通り自動車に搭載されているカーエアコン機能を操作するボタンです。
家庭用のエアコンとは異なり「暖房」の機能はついておらず、「冷房」と「除湿」機能を利用するときにスイッチを入れます。
暖房のみ必要な時は、エアコンスイッチをオフにしましょう。
A/Cのスイッチを入れると、エンジンの動力でコンプレッサーを動かし冷たい空気を作り出します。
エンジンの動力でコンプレッサーを動かすということは、それだけガソリンも消費するということですよね。
そのため、燃費が悪くなってしまうというわけなんです。
また、冷房が必要な時でも、車内を冷やしすぎないようにしたいものですよね。
「タイヤの空気圧と点検・整備及び不要な荷物」はおろそう
エコドライブの実施には運転テクニックだけでなく、点検整備が欠かせませんよね。
しっかりと日常点検・定期点検を行うことは、運転中のトラブルを防止するだけでなく、環境にも効果が期待できますよね。
そして、タイヤの空気圧チェックを習慣づけましょう。
空気圧が高すぎると燃費は良くなりますが、安全上の問題が生じることにもなりかねませんよね。
コード切れ及びバースト、タイヤの寿命の短縮、偏摩耗、乗り心地の悪化などの問題があります。
したがって、タイヤの空気圧は常に適正な範囲にしておかなければなりません。
タイヤの空気圧は車によって様々ですよね。
大抵の車は運転席のドアを開けたところにタイヤの空気圧の適正値が記載してありますので、そこで適正値を確認してみてください。
タイヤの空気圧が 200kPa(キロパスカル=1パスカルは、1平方メートル (m2) の面積につき1ニュートン (N) の力が作用する圧力または応力と定義されている)(= 2.0kgf/cm2)低い と、燃費は約3%悪くなるといわれます。
タイヤの空気圧が適正値より不足すると、市街地で2%程度、郊外で4%程度燃費が悪化するそうです。
タイヤの空気圧は1ヶ月で5パーセント程度低下します。
タイヤの空気圧は適正値よりも低下すると燃費が悪化するため、自動車メーカーより指定された適正値に調整しましょう。
エンジンオイルの劣化は、汚損、酸化、添加剤消耗の3つに分けられます。
長時間の使用 によるこれらの劣化が、エンジン性能に悪影響を与えることになります。
このため走行距離などに応じて適切なエンジンオイルの交換が必要となります。
エンジンオイルを寿命以上に長く使うと、エンジンオイルの粘度が高くなり、エンジンを傷めるだけでなく燃費も3〜5%悪くなります。
また、エンジンオイル・オイルフィルタ・エアクリーナエレメントなどの定期的な交換によっても燃費が改善します。
エア・クリーナーの役割は、エンジンの燃焼室に吸入する空気に泥やほこりなどの不純物が混入するのを防ぎ、シリンダの摩耗を減らし、燃焼状態を良好に保つことにあります。
このエア・クリーナーが目詰まりすると、吸入空気量が少なくなり、燃費が悪くなり出力が低下するだけでなく、黒煙の量が増加することになります。
必要に応じて清掃や交換を行いましょう。
タイヤの空気圧を適正に保つなど、確実な点検・整備を実施しましょう
また、安全運転のためにも定期的な点検は必要です。
例えば、100kgの不要な荷物を載せて走ると3%程度燃費が悪化します。
運ぶ必要のない荷物は、車から下ろし不要な物は積まないようにしましょう.
車の燃費は荷物の重さに敏感で車の総重量によって大きく影響されます。
つまり重ければ重いほど燃料の浪費が進みます。
また、車の燃費は、空気抵抗にも非常に敏感です。
スキーキャリアなどの外装品は、使用しないときや必要が無いときには外すようにしましょう。