宝塚ゴルフ倶楽部

「宝塚ゴルフ倶楽部」はホタルが生息する逆瀬川がゴルフ場内に流れている環境を活かし、1926年(大正15年)兵庫県で5番目に造られた、格式と伝統を誇る関西を代表する名門クラブの1つ。

阪神淡路大震災{1995年(平成7年)1月17日に発生}では、自らコースやクラブハウスに大被害をこうむりながら、どこよりも早く被災市民に対して大浴場を開放し、生活給水に奔命したのも、「宝塚ゴルフ倶楽部」だったそうですよ。

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「宝塚ゴルフ倶楽部」概要

2010年(平成22年)5月に執筆された 田野辺 薫(たのべかおる)氏、ゴルフジャーナリストの記事によれば、83年前、「宝塚ゴルフ倶楽部」は、大阪・茨木カンツリー倶楽部」が入会金500円で会員を集めているとき、「ゴルフは富裕階級だけのものではなく、誰もが楽しめる倶楽部」をめざして、僅か30円で会員を募集して出発した倶楽部であると紹介されています。

「宝塚ゴルフ倶楽部」の創生期に一人の恩人がいたはったそうです。
そのお方は、阪急電鉄創業者小林一三氏であるとも・・・・・紹介されています。
「阪急沿線につくるなら、そこらのゴルフ場に負けないコースをつくれ」と、自分はメンバーでもなく、阪急系のゴルフ場でもないのに、土地を貸したり、資金援助までして、創生期の「宝塚ゴルフ倶楽部」をバックアップしはったそうです。

なかなか、プレーする機会が少ないゴルフ場ですが、チャンスが有れば是非、プレーしてみて下さい。

 

宝塚市蔵人(くらんど)字深谷1391-1
電話 0797-71-2251
FAX 0797-71-2261
公式サイト http://www.takarazuka-gc.or.jp

クレジットカード  VISA、マスター、JCB、AMEX、UFJ 他

旧コース 広岡久右衛門氏 福井覚冶プロ
新コース 大橋剛吉氏 【改造】服部彰氏

1983年(昭和58)年2月 旧コースメイングリーンをベントグリーン(パーウィック方式)に、サブグリーンをティフトン芝+ベント芝に改造
2007年(平成19)年4月 旧コースに5人乗り電磁誘導カート導入
2012年(平成24)年4月 ハウス改修工事完成リニューアルオープン
2013年(平成25)年4月 一般社団法人へ移行

 

コースレート:71.3(旧OUT・旧IN・ベント) 73.2(新OUT・新IN・ベント)
ラウンドスタイル:全組キャディ付き。リモコン式・乗用カート(5人乗り)
服装規定/クラブハウス内:ジャケット着用、衿付シャツ、タートルネックシャツ、短パンの場合は、ハイソックス着用
ラウンド中:ジャケット着用以外は同上

広岡久右衛門氏 
茨木カンツリー倶楽部・宝塚ゴルフ倶楽部の創立メンバーの1人でもあり、日本ゴルフ協会の理事を務めるなど、日本ゴルフ界に多大な貢献があったとして、2001年(平成13年)「日本ゴルフ100年顕彰」の一人に選ばれた方です。

福井覚冶プロ
日本に初めてプロゴルファーが誕生したのは、1920年(大正9)のことです。
福井覚冶選手が、兵庫県の舞子カントリー倶楽部で正式にプロゴルファー第1号となりました。

服部彰氏
1975年 佐用スターリゾートゴルフ倶楽部(旧・佐用ゴルフ倶楽部)
1983年 北六甲カントリー倶楽部 東コース

1986年 北六甲カントリー倶楽部 西コース
1992年 滝野カントリー倶楽部 八千代コース

 

 

「宝塚ゴルフ倶楽部」は全国に29しかない社団法人のゴルフ場の一つでもあります。

ポイントは営利を目的としない「非営利」法人であること!

社団法人のゴルフ場というのは、ゴルフ場の会員の方が、いわゆるメンバーではなく、社員と呼ばれ経営と運営にかかわっているのが他のゴルフ場と異なるそうです

だからメンバーを社員と呼びます。
グリーン委員会など全部で10くらいの委員会があり、社員がその委員会の委員となっています。

そしてその各委員会でそれぞれ担当する部分の方針を決め、理事会で承認を受けます。
また、年1回開催される社員総会で次年度の予算や運営報告、決算報告が行なわれます。
また運営上の大きな変更を行なう場合は、社員総会で3分の2以上の同意が必要です。

・・社団法人のゴルフ場は、運営上で他のゴルフ場とは利益追求という点で大きく異なります。
なにしろ、もともとは“国民の体躯向上とゴルフの普及”という考えで作られたゴルフ場ですから。
ゴルフ場の運営自体も、兵庫県の教育委員会の指導を受けなければいけないそうです。

 

練習場

打球練習場(250ヤード) アプローチ バンカー パターグリーン
26席 4箇所 2箇所 3箇所

 

【車の場合】

最寄IC 中国自動車道/宝塚IC 4 km
道順 宝塚ICで降りて県道337号線に左折、消防署を右折し、逆瀬川駅より県道16号線を逆瀬川に沿って進みコースへ。
神戸方面からは阪神高速神戸西宮線から171号線を経て、中津浜線を北上、消防署を左折し、逆瀬川駅より県道16号線を逆瀬川に沿って進みコースへ。
逆瀬川に沿って山側右岸を進みコース、左岸に沿って進んではあきまへん、ゴルフ場の入り口付近で突き当って通行できません、注意しましょう。

 

 

「宝塚ゴルフ倶楽部」コース概要

宝塚ゴルフ倶楽部は六甲山の丘陵地を活かした,それぞれ性格の違いがある、旧コースと新コースの36ホールで構成されている。
関西を代表する名門の丘陵コース。

 

「宝塚ゴルフクラブ」旧コース

旧コース No.11

旧コースの設計は、日本のプロゴルファー第1号といわれる福井覚治氏が担当。

逆瀬川上流高台のみかん畑甘香園に3ホールを造成すると、福井氏が設計したコースはたちまち人気になったそうです。
翌年に6ホールに拡張。
さらに、10代目として事業を展開しつつ関西ゴルフ界を牽引した広岡久右衛門氏の設計により、9ホールに延長されました。
そして、さらなる人気を受け、1930年には待望の18ホールが誕生しました。
旧コースは、そんな時代背景を感じさせる、手作りの味と自然の地形を生かしたスロープが続き、原野で遊ぶような懐かしい雰囲気が漂うコースとなっています。

機械力を使用しない手作りのコースの為フェアウェイは比較的広いがグリーンともに細かいアンジュレーションに富んでいる。

ホールの傾斜に加えて山全体の傾斜が加わる。
そのため、攻略には正確な距離感と傾斜を読んだ繊細なショットが必要となる。

自然の地形を活かし、程よいアップダウンが効いた造りになっており、ベントグリーンを採用。

旧アウトコース PAR 35   ヤード数 Back: 3135Y Regular: 3049Y Ladies: 2665Y

 

谷越えのパー3
グリーン手前は急な下り斜面になっているため、グリーンオーバーするつもりで打った方がよい。
手前にショートするのだけは避けたい。

旧インコース PAR 35  ヤード数 Back: 3066Y Regular: 2958Y Ladies: 2742Y

16番、距離の長いパー3。グリーン両サイドにバンカーが設置され、グリーン奥も狭くなっている。
グリーンは受けているので、ピンの手前から攻めるのが定石。
パッティングは難しく、山全体の傾斜によって見た目よりも早くなっている。

 

「宝塚ゴルフ倶楽部」新コース

新コースは、大規模な工事により比較的アップダウンは緩やか。
しかし、コースには約90のバンカーが施され、ショットの精度が要求される。
新コースも比較的フラットでバンカーやクリークなどを効果的に配した戦略性のあるコースに設定されています。

距離もあり、クラシカルな風情と近代ゴルフの面白さがうまくミックスされたレイアウトになっていて、こちらも独特のリズム感が楽しめる。
又、ティーショットの狙いどころが飛距離によって変わる、戦略性豊かなコースレイアウトとなっている。
特にグリーン周辺のガードバンカーはどれもアゴが高く、入れてしまうと難易度の高いバンカーショットとなる。攻略には、正確な飛距離と方向性が要求される。
グリーンはベントグリーンを採用。

新アウトコース PAR 36  ヤード数 Back: 3319Y Regular: 3169Y Ladies: 2877Y

8番ミドルホール
思い切って左の木の上を狙っていっても良い。
左から攻める方がフェアウェイを広く使うことができ、セカンドが打ちやすくなる。
グリーンは右奥に細長いが、右にバンカーがあるのでピンがどこにあってもセンター狙いが良い。

新インコース PAR 36  ヤード数 Back: 3409Y Regular: 3260Y Ladies: 2868Y

18番ミドルホール
ティーショットでは左のバンカーが気になるが、右に逃げるとOBになりやすく、残りが長くなるので注意が必要。
3段グリーンでバックナインの中でも非常に難易度の高いホール。

 

「宝塚ゴルフ倶楽部」旧コース感想

コース全体のイメージとしては、非常に平坦で大きなアップダウンは少ないです。
ただ、飛距離はしっかりと打たないと高スコアには繋がりません。

手入れがしっかりされているので、ボール捜しは楽でした。
旧コースはゆったりとした、フラットなホ―ルが多く早いグリーンで中々難しかったのとバンカーの砂が柔らかいと固いのと二種類有ったように感じましたよね。

バンカーと友達になってしまい大変良いコースでしたがスコア的には不満が残りました。
ただ単に下手なだけかも知れませんが・・・是非、又、行きたいくなる、さすがに雰囲気良いコースです。

距離は無茶苦茶長いとは思いませんでしたが、グリーンでキャディさんが言うラインに打てなかったのも反省材料です。
でも、キャディさんのアドバイスや動きに無駄がなく大変楽しいゴルフを楽しませていただきました。
難しそうに思いませんでしたが、結局はバンカーとショートホールとグリーンの芽でゴルフさせてもらえなかった感じがするコースでした。

「宝塚ゴルフ倶楽部」新コース感想

歴史のある名門で、趣きのある最高のゴルフ場です。

コースメンテナンスや施設、クラブハウス内も素晴らしく、とても良いゴルフ場です。

フェアウェイのメンテナンスが大変良く、ディポット跡やグリーン上のボールマークなどもほとんど見当たらず、コースメンテナンスの方々のご苦労と、そしてプレーヤーのマナーの良さを感じたものです。

他の名門と言われる所も色々行きましたが、まずここはなにより明るいクラブの雰囲気、キャデーさん、フロント、食堂などの従業員の皆さんはとても丁寧な接客態度でえらぶったところがありませんでした。

レギュラーティーでしたのでそれほど距離は感じませんでしたが、400ヤードを超えてるPar4が曲者です・・・。
短いホールと同じように狭いので、スコアを纏めるならドライバーを使わな事・・・も必要です。
ミドルホールは距離が長く、また全ホールでいたるところにバンカーがあり、よくつかまりました。

ガードバンカーにも、かなりえぐいものがあり、ピンに向かって出せないことも何回かありました。

コースは行ってはいけないところがはっきりしており、キャディさんにその都度、指摘してもらいましたが、上手く打てませんでした。
特に100ヤード以内の腕が試されるいいコースと感じました。

グリーンはさほど難しくは感じませんが、ガードバンカーにつかまりだすとスコアになりませんね。

バンカー内の砂質も硬くしまった状態のホールが殆どでバンカーの攻略が鍵になると思イます。

グリーン最高の転がりで速くて難しいピンポジションに設定されていたので苦労しました。
キャディーさんの芝目の読みも見事で、穏やかにゴルフを楽しめた一日でした。

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