ホールの難易度は距離とハザードで決まる

ゴルフ場の難易度を知る指標として、「コースレーティング」がありますが、同時に「スロープレーティング」を出しているゴルフ場情報もあります。
コースレーティング・スロープレーティングを理解して、ゴルフを楽しみましょう。

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「コースレイティング」とは・・・?

コースレーティングとは、日本のJGA(公益財団法人日本ゴルフ協会)のハンディキャップ算定に考慮されるコース難易度が分かる唯一の基準だったが、JGAは2014年(平成26年)にコースレートの算出法を改訂し、計算式にスロープレーティングという、もう一つのコース難易度の指標が導入されました。

コースレートの査定は、JGAから派遣されたスクラッチプレーヤー数人が実際にラウンドして、様々な角度からの視点でコースを査定して算出するとのことですが、いわば上級者レベルでの難易度になってしまいます。
(この場合のドライバーの飛距離の基準は250yということだそうです。)

ハンディキャップ0(ゼロ)の人が、いくつのスコアでラウンドできるかの数値で、標準値が72.0です。
72.0よりも下回れば、簡単なコースで、72.0よりも大きければ、難しいコースと言えます。

コースレートはハンディーキャップ0のスクラッチプレーヤーが、そのコースをどれだけのスコアでラウンドできるかという視点で定められた数値で、パープレーするコースであればコースレーティングは「72.0」となります。
もし、これが1(ワン)オーバーだったら「73.0」となるので、コースレーティングの数値が「72」より大きければ、
より難しいコースという意味にもなるのです。

コースレーティング(コースレート)は簡単に言えば、ハンディキャップ0(ゼロ)の人が、いくつのスコアでラウンドできるかの数値で、標準値が72.0です。
72.0以下なら簡単なコースで、72.0以上は難しいコースということになります。

ボギーレーティング(ボギーレート)は、一般的な飛距離のハンディキャップ(男子20、女子24)の人が、いくつのスコアでラウンドできるかの数値です。

ゴルフコースは、どんなコースであってもアベレージゴルファーにとっては簡単なコースなどはありません。

最終的にカップインできるかどうかで、そこまでの過程にはどうしても偶然などの運という要素も含まれるため、ミスなくプレーしても運が悪い場合は結果に繋がらないからです。
サービスホールとか言ったり、あそこのゴルフ場は簡単だとよく言いいたがりますが、この数字が高いほど、そこのゴルフ場は難しく・・・?
反対に低いとそれほど難しくないということになります・・?
ただしこの数字は、コースの品質などグレードの良し悪しを表しているわけではなく、格付けの基準ではないということだけは知っておいてください。

ボギーレーティングとは
ボギーレーティングは、ボギーゴルファーが通常のコンディションでプレーした場合のコース難易度を示す尺度であり、ボギーゴルファーにとっての距離と障害の難易度に基づいて、小数点第1位の数値(例92.1)で表されます。

「スロープレーティング」って何・・?

ゴルフコースの難易度を表す「コースレート」と共に目にする機会が多くなってきた「スロープレーティング」。
名前からすると「スロープレーになりやすい尺度」なんて、勘違いしやすいので覚えておきましょう。

「スロープレーティング」とは『ハンディキャップありのアベレージゴルファー向けのコース難易度を示す指標』のことです

2016年(平成28年)にJGAハンディキャップ規定が改定されて言葉が難しくなってきています。

スロープレーティングは、JGA/USGAコースレーティングとボギーレーティングの差に基づいて算出され、55から155までの整数で表されます。

スロープレーティングはUSGAの商標であり、スクラッチゴルファー以外のプレーヤーにとっての相対コース難易度を示す尺度です。
スロープレーティングは、JGA(日本ゴルフ協会)/USGA(全米ゴルフ協会)コースレーティングとボギーレーティングの差に基づいて算出され、55から155までの整数で表されます。

標準難易度(スロープレーティング113)を基準に数値の大きいほど難易度が高くなります。

コースの難易度を示す指標としては「コースレート(course rating)」が一般的だが、アメリカではそれとは別に「スロープレート」という指標があり、むしろこちらのほうがアメリカでは一般的。
単に「スロープ(slope)」とも呼ばれる。

両者は、基準となるゴルファーの設定が違う。

コースレートはスクラッチゴルファーが基準であるのに対して、スロープレートはアベレージゴルファーを基準にコースの難易度を表している。
スロープレートの数字は55から155で、数字が大きいほど難しいコースということ(スコアの数字を表しているわけではない)。
113が平均的な難易度のコースである。

ホールの「難易度は距離とハザード」で決まります

120ヤードのショートホールと、200ヤードのショートホールとでは80ヤードも距離に開きがあります、使用クラブもショートアイアンショートアイアンからウッドクラブへと長さに違いが出てきます。
この距離の差、クラブが長くなる差は、そのまんまボールの難易度の差になってきます。
スコアカードには、ホールナンバーやヤーデージの表示とともに、そのホールの難易度を表すハンディキャップナンバーが付けられています。
この数字はホールの長さを基準に難しいホール順につけられた番号で、1番が最も難しく、18番が最もやさしいホールということになります。

このようにホールの難易度は距離によって、ある程度決定されますが、短いホールだからと言って油断は禁物。
こういったホールほど池やバンカーなどのハザードが効果的に配置されており、無謀な攻めは大叩きにつながります。

ホールの難易度は、総合的に見た場合、コース(18ホール)の難易度でもあるわけで、このコースの難易度を数字で表したものをコースレートと呼びます。
コースレートとは、いわゆるコース「偏差値」と同じでパー72のホールでも、コースレートの高いコース程難しいコースと言えます。

コースレートはコ-スの長さにある程度比例するという事実があります。

また、ラウンドするゴルファーのタイプとゴルフ場の相性によっても違ってきます。

例えば飛距離が出ないゴルファーは長いコースだと、とても難しく感じますし、逆に飛んでもボールが曲がるゴルファーはフェアウェイが狭いコースだと難しく感じるといった具合です。

ゴルフは自然との闘いと言われますが、コースはセッティングと気象条件で大きく難易度が変わってきます。
スタート前の練習、そしてスタートホールのティグランドに上がったら、まずはその日セッティングをチェックすることが大事です。
セッティングが難しい時は、無理は禁物です。
コースが手強い状態になっていると感じたら、目標スコアを3~5打ぐらい下げる。
そうすれば、タフなコンディションでも大叩きを防げますし、結果的にいいスコアを出しやすくなってくるのですよね・・?

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