西宮カントリー倶楽部

西宮カントリー倶楽部

社団法人制の「西宮カントリー倶楽部」は1956年(昭和30年)開場の名門コースで、六甲山系の東端の、兵庫県西宮市仁川町地区に位置し、南にある甲山(カブトヤマ)が景観のシンボルとなっていて、東に大阪の高層ビル群と遙か先に生駒山を望む平均海抜220mの風光明媚で全般に盆地状の地形でフラットな丘陵地に造られています。

甲山(かぶとやま)

兵庫県西宮市西北部に位置する、古い火山の痕跡である山。
西宮、廣田神社のご神体ともいわれた甲山(かぶとやま)。
神呪寺は、神功皇后が国家平安のために、
山に如意宝珠・金甲冑・弓箭・宝剣・衣服等を埋めたと伝えられ、
このことから「甲山と名付けられた」
と由緒には記されています。

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「西宮カントリー倶楽部」概要

「西宮カントリー倶楽部」は、数ある兵庫県のゴルフ場の中でも、10本の指に入る歴史と格式高い名門コースです。
兵庫県で8番目に造られた歴史のあるゴルフ場 です。

コースのデザインに生涯をささげた名匠井上誠一氏が目指した、「ビギナーから、上を目指す上級者まで、真にゴルフを楽しめる自然と調和した美しいコース」になっています。
過去には皇族の方もご来場された、伝統と格式のある名門ゴルフ場です。

コースは約51万m2で、コース内を流れる仁川を自然のハザードとして取り入れ、西高東低の地形に各ホールが巧みに配置されています。
フェアウェイが狭いのでアベレージクラスにはやさしいがショットの安定しないプレーヤーには手を焼くホールが多いのが特徴のゴルフ場です。

兵庫県西宮市仁川町6-19-7
TEL:0797-71-1212
FAX:0797-74-7770
公式サイト:http://nishinomiya-cc.or.jp/

カード  UC、VISA、JCB、AMERICANEXPRESS

開場日 1956年(昭和30年)11月8日
設計者 井上誠一氏

面積 89万m2 OUT・IN 18ホール Par 72  6,646Y グリーン ベント1グリーン
コースレート 73.6(OUT・IN・ベント)
ラウンドスタイル:全組キャディ付き。5人乗り乗用カート使用のラウンド。

練習場

打球場 230yd. 打席数:19、パッティンググリーン、アプローチグリーン、バンカー練習場

車の場合
アルファード

阪神高速3号神戸線/西宮ICより9㎞
神戸方面からは西宮ランプを降り戎前交差点を左折、産所町交差点を左折,神楽町交差点を右折してコースへ。
阪神高速7号北神戸線/西宮山口南ICから約15分(10㎞)
阪神高速3号神戸線/芦屋ランプ(大阪方面より)から約25分(10㎞)
阪神高速5号湾岸線/西宮浜ランプから約30分(12㎞)

中国自動車道/西宮北ICから約20分(12㎞)
中国自動車道/宝塚ICより6㎞
宝塚ICを宝塚方面へ降り,国道176号線を400mほど走行、小浜交差点を左折して宝塚新大橋を越え,消防署前の三差路を右折する。
800mほどで逆瀬川を越えて左折してコースへ。

「西宮カントリー倶楽部」コース概要

「西宮カントリー倶楽部」は、六甲山系の東にあり、コース内には武庫川の支流の仁川(にがわ)が流れ、自然がハザードになっています。

日本を代表する設計家・井上誠一氏によるコースは、地形から距離の長いコースは造れなかったので、「面白いコース造り」がテーマとなったそうです。
そこで、フェアウェイには微妙なアンジュレーションが残され、戦略的なレイアウトになっている。

男性・女性関係なく、いろいろなプロゴルフのトーナメントが開催されてきたゴルフ場でもあります。

コースの中央に仁川が流れており、これをうまくハザードとして取り込んだ、元々の地形を利用した戦略性の高いコースになっています。
全般に盆地状の地形で全体的には、ほぼフラットの造りですが、打上げ、打下し、川・池・谷越え等と変化に富んだ丘陵地に展開する戦略的な18ホールです。
最大の特徴はグリーンで、大胆なアンジュレーションをつけることで難易度を飛躍的に高めている。

OUT・IN共に、バンカーの川砂はしっかり入れられていますので、ホームランの心配は減りますが、今度はバンスを上手く使わないと1発で、出ない危険もはらんでいます。

メンバーさん中心に運営されていますので、ビジターでのエントリーは叶いませんが、チャンスがあれば、プレーしてみてくださいませ。

アウトコース PAR 36  ヤード数 Back: 3354Y Regular: 3121Y Ladies: 3088Y

アウトコースは中央に仁川が流れ一段と箱庭風なムードで池に囲まれたグリーンが美しく、池越え・川越えと変化に富んだホールが多い。
距離は短く、フラットなコースだが、敷地内に流れる川と、池で変化をもたせて、戦略性に富んだコースになっている。

5番パー4のホールは第2打が川越えで、グリーンは台地の上にあり、難易度が高い名物ホールでドッグレッグしています。
コース内を流れる仁川が横たわりフェアウェイもやや狭い。
OBに注意しつつ、ハザード越えへの打ち上げで、グリーンは速く、アンジュレーションの傾斜に流されやすい。
まさに戦略性に富んだコースレイアウトで、正確性の高い距離感を読んだショットが要求されます。

インコース PAR 36  ヤード数 Back: 3250Y Regular: 3215Y Ladies: 3106Y

アウトと同様、戦略性に富んだコースです。
谷やOBが目立ち、フェアウエイの幅もやや狭いのでミスショットは許されない。
またアウト同様に川が流れていたり、OBがあったりでアプローチも難しくグリーンの傾斜をしっかりと確認する必要があります。

「西宮カントリー倶楽部」感想

「西宮カントリー倶楽部は」、クラブハウスに着いたときから名門といった雰囲気を醸し出しています。

ひと昔前、西宮カントリー倶楽部は、“関西の小金井CC”と言われた時期があったようです。
これは会員権の相場のお話です。

日本のツアーで初めて50台のスコアが出たのは、1985年の「くずは国際トーナメント」
2日間の賞金ランク対象外競技だが、パー70の【くずはリンクス(現・樟葉パブリックGC】で入江勉プロが11アンダーの「59」を記録している。
その、入江勉氏が「西宮カントリー倶楽部」の支配人をされています。

開場から50年目の、2006年(平成18年)開場50周年、記念事業として、井上誠一氏、設計の2グリーンは、全18ホールを、ベント(L93)ワングリーンに全面改造されました。
改造設計は、廣野GC改造を手がけた大橋一元氏(廣野GCキャプテン)。
新しいグリーンは、井上誠一氏、設計の本グリーンの姿を生かしながら、平均20%大きくした。

それでも480平方メートルと平均より小さめ、バンカーの数は83個で2グリーン時代と同じである。
「グリーンの数は36から18と半分になったのにバンカーの数は83と変わらず。
その分グリーンまわりは厳しくなったということです」と支配人の入江勉氏が紹介されています。

「西宮カントリー倶楽部」コースは打ち上げ、打ち下ろし、川・谷・池、ドッグレッグ、バンカー、砲台グリーンや樹木等、戦略性も高く設定され、距離の短い分! あらゆるものを使ってこれでもか・・・? これでもか・・!
と仕掛けてきます・・・とても攻略のしがいがあります。
とにかくグリーンコンディションは最高で、難しいですが、すごく気持ち良くパッティングできます。

コースレイアウトも戦略性が高くコースのメンテナンスが行き届いています。
コースは、とても戦略性が高いので接待では少々難しく気分を害されるユーザーゴルファーもいたはるかもしれませんよね。
スコアに拘りのある方を接待する時には注意がいるかも・・?

L93という芝生

この芝生の特徴は独特の発色(深い緑色、小学生用の水彩絵の具の緑を想像して欲しい)と、高温多湿に強い性質だと言う。

葉の1枚1枚の面積が大きく、伸ばし気味のカットでもかなり速い転がりを実現できるようだということでした。

グリーンで実際にボールを打ってみると、カップの手前で高麗芝のように止まる・・・まるで芽があるような気がしました。

思わず、キャディさんに・・以前の高麗芝にオーバーシードしたんと、ちゃうんかいなと失礼なことを言った所、このゴルフ場は・・

\(^o^)/しながら・・そんな、ちゃちなゴルフ場と違いますよと言われ、失言を許して頂きました。
それくらい・・・? 芽があるように思いましたよね。

この記事を書いている時に、検索したら「L93 bamuda」と出ているではありませんか。

バミューダグラスといえば、マイアミ等の高温地域で使用されている海外版の高麗芝のことだそうです。
過去にオーストラリアで、バミューダグラスのグリーンに泣かされた方とプレーしたことがあるんですが、傾斜より芽の方が効いていて・・・傾斜でラインを読んでいたら、パットしたら傾斜と真逆の方向にボールが転がって、ビックリしたと、聞いたたことを思い出し、「西宮カントリー倶楽部」のグリーンが難しかったのが理解できた感がしました。

L93という芝は根本的に芽がある芝生だったんですよね。

見た目はベントグリーンであることが、事態をより複雑にしているようです。
バミューダグラス、恐るべしです。
一件落着! 長らく、見ていただきまして、ありがとう! サンキュー!

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