奈良柳生カントリークラブ

奈良柳生カントリークラブ

奈良柳生カントリークラブ」は、奈良県奈良市大柳生町、地区の東大寺の背山、柳生に1996年(平成8年開場。
清冽な空気が流れる伝説の里、柳生に「自然のままに」をコンセプトに巨匠・加藤福一氏が集大成として、イメージした通りの美しく、戦略性の高いコースとして設計されておりメンバーさん重視のゴルフ場です。ゴルフと友達となり長く楽しみたい方、会員になられてプレーされるのには「お勧めのゴルフ場」です。

柳生の里

古都・京都府と古都・奈良県の県境近くに位置し、奈良市東部山間部に広がる農村地域です。
この地域は柳生一族の「剣豪の里」して大変有名な観光地となっており、現在こそ「奈良市」の一部ですが、近世には「柳生藩」と言う独立した地域として、いわゆる「柳生一族」による支配が行われていた地域となっています。
初代藩主・宗矩は徳川家の剣術指南役として活躍した人物としても有名で、戦術を論じた『兵法家伝書』も残しています。
柳生家はその後も一貫して柳生藩の藩主であり続け、江戸時代が終わるまでこの地は「柳生一族」の支配地域として奈良の中でも独特の存在感を持ち続けることになりました。

大和 藤尾城
藤尾城南端の曲輪跡である奈良柳生CC13番ホールグリーン脇に立つ説明板と石仏

「奈良柳生カントリークラブ」の、この一帯は、城の谷と言われ城址は藤尾城と呼ばれ東大寺本堂消失の時代を彷彿させてくれる。
藤尾城は、下狭川と阪原とを結ぶ山道(往時の街道)を見下ろす尾根に連郭式に曲輪を配置した城だ。
城の南側は、奈良柳生カントリークラブとなっていて、13番ホールのグリーン脇に石仏公園が作られいて、ここに藤尾城の案内板が建てられている。
四の曲輪と五の曲輪は、盛土され保存されているが、盛土の上は13番グリーンとなっている。
荒れたままの状態で整備されていないが、城の遺構はよく残されている。
一の曲輪・二の曲輪・三の曲輪が残されているが、その曲輪の間にはそれぞれ空堀・横堀が設けられ、要所要所に竪堀も設けられている。
規模は、小さいながらもなかなか見応えのある一城だ。
(お城の旅日記へより引用)

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「奈良柳生カントリークラブ」概要

「奈良柳生カントリークラブ」で、ゴルファーを迎えてくれるのが一刀石に刻まれたコース名標示。
石舟斎(柳生宗厳)が天狗と試合をした時に一刀のもとに切り捨てたという伝説に想いを馳せながら、大和棟をイメージした総瓦葺きの落ち着いた雰囲気を持っています(奈良市建築文化賞・景観賞受賞)。

コース設計を手がけたのは名匠・加藤福一氏。
彼の持ち得る設計思想を余すことなく取り入れ、コース設計で「奈良柳生カントリークラブ」の最大の特徴は、奈良県にあるコースとしては珍しくフラットな土地にフラットに仕上げられており、勝負所のショットには必ずと言って良い程バンカーが絡むこと。
特にグリーン周りのバンカーの数が多くて、プレーヤーを精神的に追い込んできます。
もう一つありました、ショットが西日に向かわない配慮、心細やかに設計されているチャンピオンコースです。

平均幅が約80ヤードと広めのフェアウェイと、7,000ヤード(バックティー)を超える距離がプレーヤーの挑戦意欲をかきたてまする。
バックティーからはしっかり距離もある。
各ホールの完成度は高く、JGTOのQTやPGAの日本プロゴルフ選手権の予選会、奈良県オープンなどの会場ともなったことでも実証済みだ。

奈良柳生CCを経営する京奈観光開発(株)が平成13年11月に民事再生法を申請し、京奈観光14年5月に、認可決定を受けた。
その後、順調に弁済が進んでおり、平成17年6月29日付けで、大阪地裁から再生手続終結の決定を受けた。


奈良県奈良市大柳生町4800
TEL:0742-93-0789
FAX:0742-93-0700
公式サイト:http://www.narayagyu-cc.co.jp/
運営会社:(株)奈良柳生カントリークラブ(京奈観光開発株式会社)

カード:AMEX DC JCB UC VISA

開場日:1996年(平成8年)9月11日
設計者:加藤 福一氏 他に関西では、六甲国際ゴルフ倶楽部 東コース(兵庫県)、宇治田原カントリー倶楽部(京都府)を、設計されています。

面積:119万m2 丘陵コース ベント(ペンクロス)1グリーン レギュラー:6743ヤード
コース:OUTコース 9ホール パー 36 3,573ヤード INコース 9ホール パー 36 3,575ヤード
TOTAL:18ホール パー 72 7,150ヤード
コースレート:73.9(OUT・IN・ベント)
ラウンドスタイル:キャディ付・セルフプレーの選択制 リモコン式、乗用カート(スコア集計機能付きGPSナビ搭載5人乗り)

開場時間:通常:8:00~
宅配会社:ヤマト運輸

練習場

打球場:250ヤード 10打席 バンカー練習場、アプローチ練習場、パティンググリーン完備
本物グリーンに向かってのアプローチショットも練習できます。
パッティング・グリーンも、微妙に異なったアンジュレーションのものを3面並べてあります。
その横には巨大なバンカー練習場をも用意されています。

車の場合

第二阪奈有料道路/宝来ランプより25㎞
阪神高速・東大阪線経由、第二阪奈道路の宝来ICで降り奈良県庁方向へ。
県庁左折し、国道369号線で柳生方面に向かってコース。

「奈良柳生カントリークラブ」コース概要

「奈良柳生カントリークラブ」は、いにしえの里に生まれた歴史とスポーツ文化が同時に味わえる数少ないゴルフ場と言えます。
設計のコンセプトは「自然のままに」で、歴史的文化財の保存にも留意された全体像は類まれな雰囲気が味わえるコースとなっている。
名匠・加藤福一氏による設計は大和風の優雅で比較的フラットなコースにです。

自然林をそのまま保持し、広大な丘陵地にゆったりと18ホールが配置されたチャンピオンコース。
平均幅が約80ヤードと広めのフェアウェイと、7,000ヤード(バックティー)を超える距離がプレーヤーの挑戦意欲をかきたてます。
使用するティーによりあらゆるレベルのゴルファーが楽しめるようにフェアウェイ幅・コース間距離・歩経路間距離・高低差など全ての点で完成度の高いコース。
飛距離と戦略、どちらの要素も必要なコースで、フェアウェイが広く距離も長い。
また、全体を通してフラットなホールが並ぶので、距離感を掴むのが難しい。
グリーンオンを狙うショットには高いリスクが伴うことになります。
だからと言って、安全策だけを取って刻んでいてはスコアは狙えない。
積極的にスコアメイクするのであれば、綿密なマネジメントと勝負所を見極め、そして大胆な選択が必要になるかも。

アウトコース 9ホール PAR 36 ヤード数 Back: 3575Y Regular: 3371Y Ladies: 2790Y

フラットで雄大なホールが続く。
インターバルも短く、コース内には階段がなく高齢者や女性に配慮したレイアウトになっている。

No.2 PAR 5 Back579Y
セカンド地点より右へドッグレッグしたロングホール。
飛距離に自信のある人でもショートカットは無謀です。
延伸したバックティからは300ヤードのロングヒッターでもギャンブルとなります。
安全に行くならフェアウェーセンター狙いで、セカンドショットも思いきって打てる。
ただし、グリーンが2段で前後に長く、
ピンの位置により2~3番手クラブが替っ てくる。

インコース 9ホール PAR 36 ヤード数 Back: 3575Y Regular: 3372Y Ladies: 2780Y

要所に配されたバンカーが戦略性を一段と高めている。
とくに17番の修景池の水際に続くビーチバンカーは美しさと戦略性がうまくマッチしている。

No.13 PAR 4 Back386Y
左へややドッグレッグしたミドルホール。
左サイドに修景池が広がり、
メンタル面で難しい。
左側のクロスバンカーの右端までで、
フロンティーから 200ヤード。
ティーショトをミスするとセカンドショットも刻まなければならないので慎重に・・・・

「奈良柳生カントリークラブ」感想

「奈良柳生カントリークラブ」にて、心象風景に残るホールは、なんと言っても13番ミドル。
12番をホールアウトして順慶橋を渡ると設計者が敢えて贅沢に設計したという『城の谷池」が目に入る。
ティーグランドからグリーンが視認できない『城の谷池』を囲むように左へややドッグレッグしたレイアウトだが、
グランドシニアでもみんなと同じIP地点(ティショットの落下地点)近くに到達できるように配慮されている。

アベレージゴルファーには正確なショットが求められミスショットすると難度が増す。
ゴールドティーからの戦略ルートもきっちり計算され、厳しさと優しさ、緊張と緩和が同居したホールだ。
上手く紹介されているので引用させていただきました。(メンバーズゴルフサービス・ゴルフ場探訪より)

クラブハウスは、練習環境も充実していて、食事もおいしくいただきました。
立派なクラブハウスは和風の落ち着いた雰囲気があり、スタッフの対応も丁寧でした。

打球練習場は本格的、大きなバンカー練習場やアプローチ、パティング練習場も3面あり素晴らしい。
練習グリーンが驚くほど速く、実際も結構速く、難しかった。

プレー費は他のゴルフ場に比べて若干割高ですが、プレーをすれば納得して帰れます。
月曜日のお得なセルフデーも設けられており、楽しむこともできます。
ただし、打球場と売店は利用できません。

美しい庭園風の美しいコースで、とても景観もよくて、丁寧なコースメンテナンスもされており、コースは一見、簡単そうに見えますが、なかなか戦略的なコースです。
フェアウェイの芝もふかふかしていて大変気持ち良いです。
木々も育ち柴もしっかり根付いて雰囲気のある良いゴルフ場になりました。

コースは各ホールが林にセパレートされた落ち着いた雰囲気で各ホールのロケーションも多彩で楽しめます。
組数制限がされているようで、詰め込みすぎないコースなので、リズム良くプレーできるのでスコアの調子が上がります。

フェアーウエイも広く、ミドル・ショートも結構距離があり素晴らしいコースです。
砲台が少なく、コースもフラットでフロントでも6,380くらいありますので、飛ばし屋さんでも大いに楽しめます。
各ホールごとに、左右のドッグレッグや、池、バンカー、の配置により、あらゆる球筋を求めてくる設計になってます。
18ホールすべてフェアウエイは広く,安心してティーショットが出来るため非常に気持ち良いのですが,セカンドショット以降はグリーンの傾斜を考えて狙わなければならないので難しいホールが多く、落としどころを間違えば確実に一打、ごめんなさいです。
フェアウエイは広いけれど適度なアンギュレーションもあり、なかなか、平らなライでは打たせてくれません。
バンカーの配置も良く、私はフェアウエイのバンカーとグリーン周りのバンカーにはお世話になりました。

いつ来てもゆったりとプレーができ気持ちいラウンドができました。
美しい庭園風のコースで、とても景観もよくメンテナンスが最高でグリーンも早く、グリーンコンディションも良かったので,ピン奥,横につけると大変・・・
パットに非常に神経を使う場面が多くありました。

とにかくグリーンが難しい。
下りのラインはとても早く、アンジュレーションもきつい。
狙いどころがはっきりしている分、落としどころが難しかった。
グリーンの下りラインはかなり早く、パットは必ず上りラインにつけるのが鉄則のコースです。

気持ち良くラウンドが楽しめましたが、美しさの中に難しさが潜んでいるコースですが、私は気持ち良く楽しむことができました。
皆さんにもおすすめのコースです。

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